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学習法/模擬試験の復習ペース
sekainotanichan 2017-08-02 22:52:00
今回私が悩んでおりますのは、あまりにも模擬試験の復習に時間がかかりすぎるということです。
と申しますか、本当にこんなに時間をかけていいものかと悩んでいます。
択一式の1問つまり5肢について、どこが自分の思ったところと違っているかを確かめ、基本テキストに戻り該当箇所を確かめ、次に同じ問題が出ても間違えないようにと知識を定着させ、後で再び問題を見て正しく回答できるか確かめるまでのプロセスに、10分もかかっています。択一式の復習をすべての問題について行うのに7時間もかかりますので、そこから逆算して1問あたり10分、1肢あたり2分もかかっています。
模擬試験はあくまでも社労士試験の勉強の範囲の中のごく一部にすぎないのに、こんなに時間がかかっていてはとても追いつかないと思い、ものすごくあせっています。
もしかして、復習1回はこんなに丁寧にやらなくてもいいのではないか、できるだけざっと読んで速やかに進めて、それを3回繰り返すほうが効率がいいのではないかとも思います。
で、これをふまえての質問です。
1:1回の模試の復習に7時間というのは時間をかけすぎでしょうか。
2:1度丁寧に読むのと、3度ざっと読むのとではどちらが知識が定着するでしょうか。
とても困っておりますので、どなたかよい知恵をお持ちであればと思い、わらにもすがる思いで質問広場を利用させていただきます。
sekainotanichan様
これは、科目の内容のご質問というより、多くの受験生諸氏のお悩みかと思い、また、私自身も同感であるので、私見ですが記させていただきます。
模試というのは、各受験指導校の講師陣が、渾身の予想を込めて作問したものです。当然に多くの的中を出せば、翌年の受験生獲得にも関係するのですから、過去5年、10年と最新の傾向と対策を網羅した渾身の予想問題の宝庫とでもいえるものかと思います。
ということは、そこで出された問題1つ1つは全部必修のものかと思うのは当然かと思われますが、実は、そうでもない、というところも悩む部分ですね。
本試験の問題内容は、基本レベルが15問程度、応用(普通)レベルが25問程度、難問19~20問程度かと思います。
つまり過去問の論点が理解できて、およそ35点が得点できるようになっており、また、応用普通レベルで10点も取れれば、平均的には合格レベルになるのだと思うのです。
もちろん難問でも5点も得点できれば尚良しということですね。
そこでです。模試の解説書、総合講評結果には、正答率とレベル表示の記載があるはずです。なにも全部1問1問確認する必要もなく、
・みんなが正答率50%以上なのに、自分が間違った問題の有無
・基本レベルで間違った問題の有無
上記2点を確認して、その間違った問題だけを最低限確認していく方法が良いかと思います。もうこの時期ですから、時間もありません。今までの模試で上記2つの問題で失点した問題を反復し論点理解に徹することが大事かと思います。
つまり、3回ざっと読むとか、7時間かけるということでないということですね。
この時期は、とにかく基本事項の徹底理解が大事で、新規の問題や難問、珍問など追いかけるのは得策でないです。ただし、選択式は、択一対策と同様なのですが、基本事項の理解の抜けを無くすための基本テキストの最後の読み込みは有効だと思いますので、試験の1週間前に、1日2冊をすばやく丁寧に読み込み、特に、国民年金、雇用、労災に注意して読み込むと有効です。
今年の選択式は相当な難関になると予想しています。
以上ですが、
sekainotanichan 様がいくつの模試を受けられたのかわかりませんが、模試の復習は上記のポイントを意識して効率よくすることでよいかと思います。
因みに、私の場合は、ピンクポイント集の読み込みと山川先生の直前講座の資料、模試の復習だけに特化しています。そして余分なものは全部、段ボールに仕舞いこんで整理して机の上には、これらの資料しかありません。すると不思議なもので、何をやるのか絞れた分だけ、浮気心も吹き飛び、集中と効率に意識を向けられています。
やるのはコレだけ、それが一番大事なことかとも思います。
頑張ってください。
参考になった:30人
hauser 2017-08-03 12:19:31
丁寧な回答をありがとうございました。
ついアレもこれもと手をつけたくなってしまう気持ちを抑え、なるたけ絞ってより確率の高い効率のいいほうを選ぶ、これが直前期勉強の王道ですね。
なお、わたしが受験した模擬試験は、「月刊社労士受験」を発行している労働調査会の模擬試験全4回。
先日の山川社労士予備校の模擬試験1回。
で、「月刊社労士受験」8月号の模擬試験問題1回。
都合6回です。
ただ私が受けた中で、山川社労士予備校以外の模試には各問題ごとの正答率が出ておりません。
sekainotanichan 2017-08-03 22:11:23
sekainotanichan様
そうですね、月刊社労士の模擬試験などは、自分で解き、答え合わせをするだけですし、その問題を間違った場合、必須のものか、そうでないのか、正答率から必ず理解するべき問題なのかがわかりませんね。
前記の私の私見での模擬試験というのは、むしろ外部の受験指導校の実施する会場受験等の場合ですね。
市販模試場合でも、一部には易しめ、普通、難という記載のものもありますが、全部が全部ではないです。
受けられた模試が市販のものがほとんどの場合は、相対判断が難しいです。
本当は、母体数が最も多い学校のものが良いと個人的には思います。
ですが、山川先生の模試は、本当に「よく」読まないといけない、正確な知識、ひっかけ、抱き合わせでの混合問題の組み合わせが優れています。
この模試だけに特化して、周辺論点も含めて理解、記憶を高めておけば、良いのではないかと思うのです。
さらに基本テキストの基本徹底理解と問題演習、スピード感、これを大切にした勉強をしていけば、よいのではないかと思っています。
以上、ご参考まで。
hauser 2017-08-04 09:58:48
hauser様、これはよい助言をいただきました。
たしかにアレもこれもと中途半端に手をつけアレが終わらないこれが終わらないとあせるより、より精度の高い分析がなされた山川社労士予備校の復習にまずとりかかるのが得策ですね。
精神的にも、この参考書をものにしたこの模試の問題をものにしたという実感が一冊分ひとつぶんでもあればおのずと自信も違いますからね。
非常にすばらしい助言、謹んで御礼申し上げます。ありがとうございます。
sekainotanichan 2017-08-04 13:03:26