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学習法/落とし穴理論の再考
361436 2017-09-03 22:20:19
私は、試験というものに対しての受験生の共通認識として落とし穴理論が、通用すると思っています。何故なら、試験において一番重要な事は覚える事項を覚える。つまり、全体の中身のなかで、自分が提起された問題に対して理解に伴う答を 覚える事項を特定 して暗記できれば、理論てきには、試験と言うものは、合格できるように、できていると思います。そういう、意味で、落とし穴理論を完璧にこなせれば、
理論的には、合格の栄冠を勝ち取るに至ると思っています。
さて、落とし穴理論の復習です。
比喩的な話です。縦100メートル横100メートルの広大な空き地を想像してみて下さい。
それを、社労士試験の一応の出題範囲とします。択一式は、この広大な空き地に掘られた落とし穴を落ちずに上手に発見するゲームです。学習初期の段階では、過去問や基本的な練習問題を解くことで、落とし穴の掘られ方のパターンを覚えていきます。つまり、一度、掘られたのと同じ落とし穴がまた、掘られているかもしれません。これを、何回も落とし穴におちながら学習していきます。
ただ、今の社労士試験は、これだけでは、足りません。過去問や基本的な問題集で見たことのない落とし穴が掘られているからである。
では、落とし穴を見つける能力は、どうみにつけるか。
1.問題を解く量を増やす→つまり穴地を歩きまわって落とし穴に落ちまくる。これは、一つの方法であるが限界があります。
この方法だと、探せる穴は有限です。
2手持ちの教材を読み込み、穴を掘る人が、どうやって掘るのかを穴をここにありそうだと思いながらあるけるから。
ある程度、回避できます。
1とにを合わせれば覚える事項の特定は完了して合格ラインにのってくるかと思うのですが、2の意味が具体的にわかりません。
2の能力はどうすれば身につくのでしょうか。
教えてください。
> 私は、試験というものに対しての受験生の共通認識として落とし穴理論が、通用すると思っています。
> 何故なら、試験において一番重要な事は覚える事項を覚える。つまり、全体の中身のなかで、自分が
> 提起された問題に対して理解に伴う答を 覚える事項を特定 して暗記できれば、理論てきには、
> 試験と言うものは、合格できるように、できていると思います。そういう、意味で、落とし穴理論を
> 完璧にこなせれば、理論的には、合格の栄冠を勝ち取るに至ると思っています。
<引用 原文まま>
私も、落とし穴理論は面白いなと思いながら読んでいました。
ただ、三宅先生がどうおっしゃるかは分かりませんが、上記のお考えと、落とし穴理論は、少し食い違う部分があるように思います。
私の考えでは、落とし穴理論の②は、単なる暗記対策ではありませんし、「完璧にこなせる」ものでもありません。
落とし穴理論の②は、私の考えでは「見たことのない問題に遭遇したときの対処法のトレーニング」のように思います。
または、「教材上にある内容で、まだ試験に出ていない箇所を、出題の可能性を判断し、出題された場合の内容を予測し、対策する(あるいはしない)判断をするトレーニング」だと思います。
具体的には、テキストや問題集などの教材に当たりながら、絶えず上の2点を意識して、それまでのOUTPUTの実戦から得たさまざまな経験を教材の内容にフィードバックし、「ここは出題はあるだろうか?」「どのパターンで引っかけてくるだろうか?」「こことここは混じりやすいから、どうやって切り分けておこうか?」などといろいろ考え、自己責任で教材の内容をかみ砕いて、新たなOUTPUT対策としていくことだと思います。(三宅先生、違ってたらごめんなさいm(_ _)m)
そういったトレーニングが、実戦的な知識の層を厚くし、見たことがない問題が出た場合の対応力を向上させます。
これは、結果的にOUTPUT対策に繋がりますが、まず、良質で豊富なINPUTがあってこそ、できる対策です。
また、単に「暗記箇所を絞る」対策ではなく、出題可能性のある箇所は無限である、という認識に立って対応する能力を練るための「トレーニング」だと思いますから、先生がおっしゃるように、誰にでも実践できますが、効果を上げるのはそんなに簡単ではないように感じますし、完璧は求めようもないように思います。
三宅先生ご自身が、「これいいよ」ではなく、「やってみたら面白いし、役立つかも」というスタンスで書いておられるように感じますが、まず、この対策は、試験内容に対してある程度強い「興味」がないと難しいように思います。
私は三宅先生を間接的にしか知らないですが、先生を知る知人から聞くところでは、法令と受験に対してとても強い興味を持ち、たゆまぬ努力をされる先生のように聞いています。
たとえ落とし穴理論は知らなくても、しっかりと受験勉強し、すでに受験して、自己の結果をしっかり振り返られた方なら、社労士試験の出題可能性のある範囲は広く、対策すべき項目は無限にあり、OUTPUTの暗記として押さえきるのは難しい、という「現実」に、気づいていなければなりません。
もし、すでに受験されたのにこれに気づかれていないなら、失礼ですが社労士試験に対する「興味」が弱いのです。
「勉強していない」とは、いいません。ただ、「合格」には興味はあっても、「社労士試験」がどうなっているのか?という試験内容そのものに対する興味が薄いと思います。
落とし穴理論の②は、単にこなしたOUTPUTの暗記だけでは確実な合格は困難だという現実を直視し、「だったらどうするのか?」という認識があって、(つまりその程度の試験に対する興味があって)はじめて効果が上がる「トレーニング」だと思いますから、実践されるなら、単なる「暗記箇所を知るための対策」とは考えず、試験内容そのものに興味を持って取り組まれた方が良いように思います。
こういった「仕事への興味」と、そこからわき起こる「まだ見ぬ問題への予測とトレーニングの必要性」は、合格し、開業してからも同じことです。
私は開業してあと数か月で20年になりますが、社労士の仕事は、法令と行政と人とのすべてに強く柔軟な興味がないと続きません。
「これをすれば大丈夫」といった方程式の無い世界ですし、資格が仕事をくれる世界でもありません。
資格を持てば仕事がある、のではなく、自分が得た仕事に必要だから資格を保持しているのです。
私自身、20年近くこれで生活できてきましたが、それでもしょっちゅう壁にぶつかって折れそうになります。
楽な仕事ではないです。
そういった合格後のことも踏まえて、それでも「興味があり」「必要」なら、簡単な方程式を求めるのではなく、基礎から腰を据えて臨まれることをお勧めします。
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poo_zzzzz 2017-09-04 04:55:45
何かとても深みのある文章を書かれてらっしやるかと思えば、現役の社労士さんでしたか?
有難う、ございました。
ただ、私は、広場の範囲が固定されているならば、それからある程度、暗記する事項を特定する方法がないとすれば
テキストのどこに何が書いているかを記憶する以外方法はないと思い暗記する事項の特定と書かせて頂きまし
た。
361436 2017-09-04 05:11:24
記憶、とか、暗記とかにこだわっておられる限り、話はかみ合わないと思います。
私は毎年試験問題を解いていますが、今でも、良質なテキストと過去問、そして適切な演習と模試を使ってこつこつと受験勉強すれば、合格可能な試験だと思っています。
ですから、記憶だけでは合格できない試験だ、とは、言いません。
しかし、出題可能性のある範囲をすべて覚えるのは誰であっても不可能ですし、また、例えば択一の8割以上を確実に取れるだけの事項を暗記しようとすれば、膨大な努力が必要だと思います。
しかし、どんな模試でも、本試験でも、安定して択一を8割取られる方はいらっしゃいます。
私は過去に10年間、大手受験対策校で講師をしていましたが、その時の私の経験では、そういった方は、皆、単純な記憶だけに頼らない工夫をしておられました。
彼ら彼女らは、問題の特徴の把握、解き方の工夫、制度の理論的な理解等、アプローチは様々ですが、そういった工夫によって、覚えていない箇所からの問題であっても、ある程度の高い確率で正答するのです。
そういった工夫の過程で、知識が分厚くなるという面も、もちろんあります。
択一で8割取る必要は別にありませんが、私の考えでは、落とし穴理論の②は、記憶だけに頼らず合格の確率を上げるための工夫に属するものだと思います。
必ずしもしなければならない工夫ではないですし、また、受験に必要な一通りの知識とOUTPUTの力が無ければ、十分な成果は得にくいように思います。
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poo_zzzzz 2017-09-04 08:06:38
確かに、勉強は、楽しみながらいろいろな角度から深く洞察して理解してコツコツ継続すれば、合格のハードルは、超えられるのかもしれません。
ただ、日頃は、そうではないにしても、皆さん試験直前期には、記憶の再定着を追いこんで図ります。
その際、直前期に見直す自分の教材は何になるか?ということが、受験戦略上、とても重要だと思うのです。
模試、資格試験が過去問の焼き直ししか出ない場合は、過去問を見直すだけでいいですが、
社労士試験は、過去問だけだ35点位しか取れないとのことを、常々聞いています。
その際、残りの15点から20点は、テキストから記憶しないといけません
ただ、テキストは、膨大な量です。おそらく、天才的な人か相当の回数を読み進めない限り
記憶に留めるのは、難しい気がします。
一方、記憶をするにしても、何をどれだけ記憶するかという
フレームワークが必要かと思います。無限に記憶するわけにいきませんから。
そこで、皆さんが、試験直前に、何をどれだけ見ているかを
知りたかったので質問させて頂きました。
つまり、どれだけ、知識があれば、合格できるかの
知識のフレームワークがしりたいのです。
361436 2017-09-04 22:12:43
やっぱり噛み合いませんね。
どれだけ知識があれば合格できるかは、現実の本試験を見れば解ると思います。
知らない問題が沢山なかったですか?
もし、そうなら、つまり、あなたの知識が足りないのです。
しかし、「知識が足りない」と「覚えるべき箇所はどこか?」は全く違うテーマです。
仮に合格に必要な覚えるべき箇所が分かったところで、それが受験の時に知識として生かせなければ意味が無いからです。
例え、これ一冊を丸覚えしたら絶対合格するという、夢のような本があっても、それで合格できる方なら、今のテキストと過去問でも合格できると思います。
つまり、合格に必要なのは、何を、とか、どこを、ではないのです。
試験という壁は、少なくとも過去問という形では見えています。
その壁を、単に記憶の題材として見るのではなく、それがどういうものであるかをいろいろな角度から見つめ、分析し、どのようにすれば自分の能力でその壁を乗り越えられるかを考えるのが、本当の受験勉強だと思うのです。
あなたがお尋ねになっていた落とし穴理論の②も、そのためのトレーニング法の一つです。
「トレーニング法」の説明なのに、「その能力はどうすれば身につくのでしょうか」と訊いておられるから、それは見当違いですよ、と、申し上げているのです。
それは、「魚の釣り方」を教えようとされている方に、「その魚はどこで売っているのですか?」と尋ねているのと同じです。
過去問を記憶の題材と考えず、自分が乗り越えるべき壁と考えて、テキストその他の教材を使ってそれを攻略するというスタンスであれば、学習が進んで答練や模試をいくつか受ければ、自分の今のレベルが択一で失敗する可能性があるかないかは自然に分かってきます。
私自身、受験の1か月前には、自分が択一で失敗するとは露ほども思っていませんでした。(現実には常識が少し危なかった 汗)
これは自慢ではなく、私が講師時代に見てきた受験生の方でも、そういう自信を持っておられる方はかなりいらっしゃいました。
そして彼らは、その自信通り、ほとんどの方が失敗しなかったのです。
そして、そういった方たちの共通点は、「どこを暗記したら良いのだろう」ということでは、誰も悩んでおられなかった、と、いうことです。
そんなことは、しっかり勉強すれば自然に分かって当たり前だと、誰もが考えておられました。
でも、それでも暗記が及ばない部分があるので、彼らはそれぞれに自分に向いた方法で、工夫し、その穴を埋める努力をされていました。
でもね、そういう学習のしかたが向いていない方もいらっしゃいます。
これは能力のあるなしの問題ではなく、単に、向き、不向きです。
そして不向きな方は、受験対策校が提供する良質なテキストを軸に、過去問、答練、模試、改正法講座という過程をオーソドックスに丁寧にこなすことで、合格に必要な能力は身につきます。あとは、多少の運です。
失礼ですが、私の目から見れば、あなたのおっしゃっていることは、ありもしない方程式を作って解を求めておられるように見えます。
初心に返り、教材を揃え、講義をしっかり聴いて、オーソドックスな学習に徹してみられることをお勧めします。
やま予備にせよ、他社にせよ、その教材と講義を最後まで信じ切ってよそ見をせずにスケジュール通りに学習に徹することができれば、高い確率で良い結果を得られると思いますよ。
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poo_zzzzz 2017-09-04 23:32:27
大学受験で国語の試験を受けるにあたって、「知っていること」を増やすために、
試験に出題されそうな書物を片っ端から読みあさるようなことをするでしょうか?
文章を読み解く力を養うために、よく出る漢字や熟語、古文単語や文法は誰だって覚えるでしょう。
もう少し得意な受験生なら、単語レベルから段落レベルに視野を広げて、
文章の言わんとするところを正確に把握するための訓練をしているかもしれません。
でも、「出題範囲(入試の素材として耐えうる古今東西の書物)を片っ端から網羅する」
という学習法を取る受験生は、まずいません。
専門家である研究者や、受験指導に熟練した予備校講師であれば、
そうした書物に造詣が深くなるでしょうが、受験生レベルがやることではありませんよね。
攻略対象たる「入試問題」を研究して、その経験値が高い学校や予備校の良質なテキストも頼って、
試験会場で問題用紙をめくって印刷されている文字を目で追って初めて触れる文章に対して、
どのように考えて、何を答えれば得点に繋がるかを、過去問や模試で修得していくのです。
たとえば、今年、私が会心の一撃を食らわせてやったのが、選択式労一の[ D ]でした。
以前に別のトピックを立てたように、私は今年の本試験の択一式で盛大に失敗した身ですが、
この問題に関しては正解を導き出せたので、恥も外聞もなく「えらそーに」説明してみます(^^;;
雇用対策法に基づく外国人雇用状況の届出制度というものがあり(制度の存在は辛うじて知っていた)、
文章を読むと、どうやら、それを集計することで国籍別の外国人労働者数なんやらを把握しているようです。
ところで、近年、その地位が怪しくなってきているとはいえ、
日本は町工場レベルにも一定水準以上の技術が浸透した経済大国という側面がある(あった?)国ですから、
外国人労働者の中には、出稼ぎで比較的小規模の工場等の事業場で働いている人も少なくないと思います。
従業員数が3桁になるような事業場のみを集計対象とした場合、
外国人労働者の実態について、分析上有意なデータが取れないのではないか?という推理でした。
(もちろん、外国人労働者=出稼ぎの工場労働者という単純な図式で社会構造を理解することは危険です。
あくまでも、試験問題を解答するうえでの暫定的なイメージの話です)
つまり、この[ D ]の設問は、雇用対策法の条文を知っているかを問うているのではなく、
外国人労働者に関する統計調査で、どのようなデータを取るべきかを「一般常識」として判断できますか?
と尋ねているものと理解しながら解答しました。
答えが合っていたのは、結果論です。
たとえば、選択肢に「従業員6人以上」や「雇用保険の適用事業所」があったら、
受験時の精神状態によってはそっちを選んだ可能性があると思います。
ただ、2014年に国の統計調査の分類のような論点、2015年に調査方法として「パネル調査」が出題され、
2016年には「毎月勤労統計調査」の前振りにわざわざ「推定組織率」の意味を説明しているといった具合で、
“統計調査の考え方”に関する事項が何年も続けて出題されていた経緯があったので、
同じ発想で作問されたのだろうという推測で51人以上、101人以上、301人以上を×と判断した過程には自信がありました。
※※
同じように思索を巡らせて、会心の一撃どころか返り討ちに遭って間違えた問題が、択一式を中心にたくさんありました。
そのうち、幾つかの問題はテキストに当たり前に載っている箇所を正しく理解していなかったことが原因であり、
また他の幾つかは、知識というよりも推測の精度が求められるレベルに達していなかったことが原因でした。
三宅先生のアドバイスを受けて、先週から今週にかけて、その分析をしているところです。
※※
一方、同じ選択労一の[ B ]は、白書対策講座で扱われた内容を覚えていたので正解できました。
このように、学校や予備校の先生が、根拠を持って「ここは覚えとけよ!」と強調した箇所を覚えるのは必要です。
しかし、試験問題を作っている人だって、受験生が全部覚えているなんて思っていない。
いや、雇用対策法の届出の対象くらいは、ほんとは覚えていてほしいと思ってるのかもしれませんけど(^^;;
こう言っちゃなんですが、実務プロである社会保険労務士の方々や実地研究の経験豊富な大学の先生からすれば、
我々は「たかが受験生」です。
受験生の学習レベルでは当たった経験がないであろう事柄を問われたときに、社労士試験であれば、
A~Eの全てを正誤判断できないまでも、せめて「『正しそうなやつ』を一つ、自力で選び出すこと」を
求めているはずです。
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towalion 2017-09-05 19:05:50
有難う、ございます。
私は、記憶の対象となる範囲が知りたいだけです。
テキストの問題該当箇所に書いていた場所以外も
すべて、覚えなくてはいけないかということと
また、覚えているかどうかの確認は、どうすればいいかということです。
361436 2017-09-06 04:07:31
有難う、ございます。
私は、記憶の対象となる範囲が知りたいだけです。
テキストの問題該当箇所に書いていた場所以外も
すべて、覚えなくてはいけないかということと
また、覚えているかどうかの確認は、どうすればいいかということです。
361436 2017-09-06 04:07:38
本当に人の書いたことを読まない方ですね・・・
答えは最初に書いてありますよ。
1回目の回答に、「しっかりと受験勉強し、すでに受験して、自己の結果をしっかり振り返られた方なら、社労士試験の出題可能性のある範囲は広く、対策すべき項目は無限にあり、OUTPUTの暗記として押さえきるのは難しい、という「現実」に、気づいていなければなりません。」と、書きました。
これが、私の答えです。これをどう読みましたか?
暗記しようとする努力のみに頼る対策は、既出事項を暗記しようとするだけではまったく不足で、常に「見たことがない問題が出る」という前提で考える必要がありますから、非常に広い範囲の対策が必要です。
先にも書きましたが、私は社労士試験を、暗記主体では突破できない試験だ、とは、いいません。
まず、たまたま合格、が、あり得ます。
次に、才能の問題があります。
例えば、私は、テキストと過去問だけを使った、6か月の暗記主体の独学で一発合格された方を知っています。
たまたま縁があって長時間話しましたが、この方の記憶力は、もう、本当に驚異的でした。
暗記内容が単語の羅列ではなく、長いセンテンスで、しかも正確なんです。
暗記方法も特に意識したことは無い、と、おっしゃっていましたが、この方にとって暗記は「覚えようとする努力」ではなく、「正確に覚え、忘れない技術(あるいは才能)」であるように見えました。
この精度の記憶があるなら、テキストと過去問以外に手を広げなくても、独学でまぐれでなしに合格するな、と、感じました。
私は、独学で、暗記主体で、まぐれではなく、社労士試験を突破しようとするなら、これに近い才能か、あるいはそれに匹敵する膨大な努力をする才能が必要だと思います。
「どこが出ますか?」とか「覚えているかどうかの確認は、どうすればいいのですか?」といったことを、他人に訊くようなお考えでは、とても遠い話だと思いますよ。
そういう才能を持っていない方でも、あらかじめ敷かれたレールに乗り、地道に努力すれば合格圏に到達できるよう、受験対策校は教材を揃えカリキュラムを作っています。
誤解を招かないように言いますが、どのような学習方法であっても、相当な量の暗記は必要です。
しかし、分かりやすいテキストを制作し、口述講義で意味を説明しハイライトをあて、学習範囲をある程度絞り込むと共に「考え方」を教え、過去問やOUTPUT、答練、模試、直前講座で実戦力を磨くようになっているのが受験対策校のカリキュラムです。
それをうまく利用し、制度が理解でき、また、応用力がそこそこ養われることにより、そのカリキュラムの中で必要とされる程度の暗記で、少なくとも択一は合格圏に達するでしょう。
事情があり、そういったカリキュラムを利用せず、独学で、とおっしゃるなら、テキスト全体の精読と、既出箇所や下線箇所やその他重要と思われるハイライトを中心にした熟読を繰り返し、過去問を何度も解いて対策するのがオーソドックスな学習になります。
この場合、単なる暗記主体では無理があります。
まずテキストの精読を通じて法体系と制度の趣旨を理解し、その上で、既出箇所や下線箇所やその他重要と思われるハイライトを中心とする熟読で絞り込みを掛け、記憶を構成するように努力しなければならないと思います。←この部分を手伝ってくださるのが受験対策校です。
独学にせよ、受験対策校のカリキュラムを利用するにせよ、そういったプロセスを経た記憶は単なる暗記ではなく、応用の利く知識になっています。制度趣旨を理解し、横断的な把握ができた知識であるなら、見たことがない問題であっても、対応できる可能性は高くなります。
この場合でも「見たことがない問題が出る」という意識を持って学習に取り組まないと、可能性を減らしてしまいますが・・・
落とし穴理論の②は、そういう意識を持つ方が、ご自身の対応力を高めるために取り組むトレーニングだと思ってください。
実行は難しくありません。ただ、成果を得るには、高い意識と広い考察が必要です。
最後に、
「既出事項以外どこが出る?」は、誰にも分かりません。
テキストで太字、下線等のハイライトになっている部分や、まとめがあるような箇所は、出題可能性が高いかも知れません。
また、各受験対策校は、過去問の出題内容とその変遷、また年々の時事問題との関連性、新しい判例や通達などの様々な要素を分析して出題予測しています。
それらは的中する場合もある(今年のやま予備は的中箇所が多かったように聞いています)のですが、それを含めても「見たことがない問題が出る」のです。
受験のプロが手間暇掛けても予測できない出題があるのですから、その範囲をこの広場で一言でくくるのはナンセンスです。
もし、それが必要で、受験対策校の教材を利用しないなら、ご自身で法令と通達と判例と過去問を精査し、時事問題との関連性などの要素を分析して、ご自身でお考えください。
ただ、そこまで求めなくても、制度趣旨を理解し、横断的な把握ができた知識があり、過去問を暗記ではなく内容の理解を伴って押さえられていれば、テキストを読む中で、必要性が高いか低いかのアクセントは、ご自身である程度付けられるようになると思います。
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poo_zzzzz 2017-09-06 18:38:16
有難うございました。私は、複数の方から合格に至る勉強についてききました。
テキスト中心の方は、10回転位テキストを読み込み、
どこに、何が書いてるか。問題が出た時、テキストのどこが聞かれているかわかるそうです。
他の方は、35点位とれるようになってから問題周辺を読み込むそうです。
どっちが、王道でしょうか.
361436 2017-09-06 19:12:29
まとめ本については別に何とも思いません。まとめ本はまとめ本です。
特定の書籍ではなく、まとめ本全般のことをいうなら、重要項目に絞り込み、かつ網羅して、暗記しやすい編集がなされている本であるなら、暗記すべき箇所を整理するためのツールとしては、良いのではないかと思います。
重要項目のみを網羅したエッセンスですからね。
しかしこれも、基本テキストの読み込みと、内容の理解を伴った過去問演習を何度か往復し、ある程度学習すべき内容の全体を把握できた方が、その上で暗記の重要ポイントだけを押さえた本が欲しい、と、いう場合のツールです。
そういった学習による全体の知識なしで、これだけ丸暗記したら大丈夫、というものでは、ないですね。
私は、全体的な基本知識なしで、まとめ本の内容すべてを実戦で使えるレベルで丸暗記できるとは、とても思えません。
する、しない、というより、できない、と思います。
できたとしたら、それはそれで一種の天才だと思います。
書かれている学習方法は、書かれている内容だけであれば、どちらも王道ではありません。偏っています。
私が思うに、学習初期の一番オーソドックスな方法は、
①テキストの荒読み
②テキストを読み返しながら口述講義をしっかり聞く。分からないところは、1回目はスルー
③復習問題の演習とテキストのチェック
④もういちどテキストを読み返しながら口述講義をしっかり聞く。分からないところは聞き返して考える。それでも分からなければ書き留めておいて、⑤⑥で解決を図る
⑤過去問演習と演習内容のテキストによる復習と論点整理
⑥テキストの精読と、必要があれば口述講義の聞き返し
⑦上記⑤⑥の繰り返し
なのではないかな?、と、思っています。
個人的な向き、不向きがあるので、上記でなければダメ、とはいいませんが、テキストをいくら読んでも理解できず、覚えられなくても、過去問を一通り解いてからテキストを読んだら、すらすら分かって覚えられる人は多いです。
また、過去問を何度も繰り返し解くことで、覚えるくらい刷り込んで、それから周辺に手を延ばす方法はよく聞きますが、やはりそれでもあらかじめテキストで論点を把握し、過去問演習中も適時にテキストとの往復を繰り返される方のほうが、進歩は早いようです。
ですから、上に書いた方法は、多少の前後はあっても、やはりオーソドックスなのではないかと思います。
実は、私自身は同じ問題演習の繰り返しや問題の暗記が全くダメなので、過去問の繰り返しはほとんどしておらず、インプットに偏った学習方法をしていたのですけどね。
おかげで、受験3か月前には、問題を見た瞬間にテキストを見ずに指先の感覚だけで、テキストのページを前後10ページ以下の精度で開くことができました。
そんな私ですから、個性によるプロセスの違いはあって良いと思います。
要は、「姿の見えている壁」である過去問を、覚えるだけではなくその本質を攻略できるよう、トレーニングできればいいのです。
今のあなたの問題点は、ご自身の性格を見つめようとされず、どうすればいいかを他力本願で考えておられることです。
頂上は1つでも、そこに登る道はたくさんあります。
どの道が合っているのかは、あなた自身にしか分かりません。あなた自身しか最適な方法は見つけられないのです。
他人に訊くのはやめて、また、特定の人でしかこなせない奇抜な学習方法を漁るのもやめて、ご自身を見つめ直し、オーソドックスな学習方法の範囲で、「やれる」と思う方法を見つけてください。
で、なければ、どこでも良いですから受験対策校の、その学校で一番充実したカリキュラムに乗って、それを信じ切ってやりきってみてください。
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poo_zzzzz 2017-09-06 20:48:23
有難うございます。
最後に一個だけ
教えていただきたいのですが、
テキストを10回以上を読んで過去問10
年分やるのと、
過去問20年分といて、テキスト読み5回ぐらい
つまり
テキスト読みに重点を置くのと
問題をたくさん解くのと
どちらが、合格に近づくとおもわれますか?
最後です。
教えて下さい。
361436 2017-09-07 01:26:32
そういった、他人が行ったプロセスや、回数の比較にこだわっている間は、あなたは合格から、むしろ遠ざかっていると思います。
テキストの読み方にも、過去問の解き方にもいろいろありますから、「1回」の内容は違います。
例えばテキストであれば、荒読みには荒読みの、精読には精読の意味がありますし、1科目を通して読むのと、パートごとに読むのも、パートごとに他の科目と参照しながら読むのも、それぞれに意味が違います。
また、テキストを読みながら過去問集を絡ませるのも一つの方法ですから、何をもって「テキスト1回」なのか、評価のしようがありません。
過去問を解くのも、解いて単に正誤を考えるのか、解いてテキストの内容と照合するのか、テキストを読んで過去問の出題例を照会するのか、解きながら科目横断で問題集とテキストを使いながら類似問題にチェックをいれていくのか、その他にも、問題集の使い方はいろいろあります。
例えば、過去問を解いて、論点をパターン化して、同じパターンでテキスト上の他の箇所で出題されるとしたらどうなるだろう?と考えながらテキストをめくるのであれば、これは、落とし穴理論の②に属する過去問とテキストの利用法です。
どんなやり方で過去問を解くのか、過去問を解いてからどういうアクションを起こすのかで、かかる時間も、学習上の意味も違いますから、何をもって「過去問1回」なのか、評価のしようがありません。
例えば、私は、意識して過去問を通して解いたのは、各科目1回だけです。
「過去問を解いて答えを合わせる」という利用方法以外で過去問集の利用はしっかりしましたから、テキストも過去問集も小口は手垢で真っ黒でしたが、「過去問集を何回解きましたか?」と言われたら、「1回以上」としか言えません。
私の考えでは、テキストも、問題集も、受験生が壁を克服するために「利用する」ものであって、こなすものでも、回すものでもありません。
「テキスト○回、過去問×回」という表現による定量化は、学習方法の傾向が分かるだけで、一人一人の行う内容が大きく違うはずですから、良否の比較のしようがありません。
テキストを読むのも、過去問集を解くのも、回数で定量化することには、何の意味もありません。
あえていうなら、テキストを読むのも、過去問集を解くのも、「あなたにとって必要な方法で、あなたにとって必要な回数だけ」やったら良いと思います。
また、学習のルーチンを組む場合に、テキストに重点を置くのか、過去問に重点を置くのかは、良し悪しではなく、受験する方との相性が一番出る部分です。
テキストを読み、口述講義を聴き、過去問を解いてテキストとの照合を終え、一通りの理解ができたと感じたなら、その後どのようにして知識を定着し、拡げ、実戦的に整理していくのかは、あなた自身の個性で決めることです。
ここまで説明して、それでもなお、「テキスト○回、過去問×回」という考えにこだわるなら、それは、いわば、回数教という宗教への入門です。
数多くある学習方法の、非常に固定化され、私から見れば効率的とは思えない考え方に執着するのであれば、まあ、それもいいと思います。
回数だけでなく、内容も伴ってきちんとやりきることができれば、どちらでも合格に近づけるでしょう。
ご自由に・・・
参考になった:1人
poo_zzzzz 2017-09-07 02:43:15
ありがとうございます。
ほぼ、問題を解かずテキスト読み込みだけ、
ほぼ、テキストをみず、問題をとくだけ
どちらのほうが、勝算あると思われますか
極端ですが、実際、合格者にいらっしゃるんです。
恥も外聞もなく最後にさせて頂きます。
361436 2017-09-07 07:19:28
ネット上の情報には、事実ではないもの、また誇大なものがあります。あなたは、その得た情報が事実であり、表現が適正であると、どのようにして確かめましたか?
仮に「ほぼ、問題を解かずテキスト読み込みだけで合格した方」や「ほぼ、テキストをみず、問題を解くだけで合格した方」がいらっしゃるとしましょう。
仮に、です。
そういった方があるとすれば、特殊な才能と運をお持ちの方だと私は思います。一種の天才と言って良いかも知れません。
通常の人間が同じやり方をまねしても、合格することは難しいと思います。
あなたは、そういった天才なのですか?
私の講師時代にも、奇抜で偏った勉強法をする方はいましたが、それで合格された方は、迷っていませんでしたよ。
奇抜で偏ったやり方で合格した方(私自身も含め)は、学習の初期で、「ああ、自分はこれだ」と、自分自身で感じて決めるのです。
あるいは、消去法で、できないことを諦め、できることの範囲での学習を自分自身で考えるのです。
私自身、過去問を通して何度も繰り返し解くことも、テキストを始めから終わりまで通して何度も精読することも、早い時期に自分自身で「無理」と思っていました。
じゃあ、どうするのか?と、考えて、過去問集をテキストの一部のように使うやり方で学習しました。まあ、どちらかと言えば、テキスト主体ですが、単純なテキストのINPUTというのでもなく、特に後期は自分自身でテーマを作って学習範囲を分割し、過去問集を含め複数の書籍を行き来して、考えるようなことの多い日々でした。それが私に合っていたからです。
あなたはなぜ、「他人の」「ネット上の確実ではない情報で」「奇抜で偏った勉強法」を選ぼうとするのですか?
はっきり言いますが、意味がないです。
「選択肢として知る」程度は良いでしょう。
しかし、学習法は、自分自身を見つめ、何かを諦め、あるいは決心し、自分自身で選び出す、そういうものです。
それができないなら、受験対策校のカリキュラムに頼って、それを信じ切って取り組むことです。
その場合でも、繰り返し学習の軸と方法は自分で決めなければなりませんが・・・
あなたの場合、他人に訊く内容そのものが、間違っています。
他人の、事実かどうかすら分からない、事実であってもとても特殊な情報に振り回され、その選択ですら他人に訊くようでは、あなたに合った学習法は選べません。
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poo_zzzzz 2017-09-07 10:46:05
問題集をテキストのように使っていたということですが、それは、×問を〇問に変えてひっかけるところをしって問題集を読み込む方法ですか?
また、問題集の問題該当箇所以外のテキストのところは、どうされましたか?
361436 2017-09-07 13:43:14
問題集をテキストのように使っていたということですが、それは、×問を〇問に変えてひっかけるところをしって問題集を読み込む方法ですか?
また、問題集の問題該当箇所以外のテキストのところは、どうされましたか?
361436 2017-09-07 13:43:25
何を知りたいのか解らないですが、過去問集の中身がテキストの中に書いてあるように扱って、逐次参照するようにしていただけです。
期待されるような答えはありません。
あなたは今年の3月15日から14回発言しておられますが、その9割が学習方法で、しかもその中身は、要約すると
(1) テキスト主体か、過去問主体か
(2) テキストに載っていない部分の対応法
(3) まとめ本
が、ほとんどすべてですよね?
質問のたびに回答を得ておられますが、それであなたは進歩したのですか?
今回の私とのやりとりを見る限り、3月から何も進歩しておられないように思います。
ここで質問するということは、他人の知識と、時間と、労力を借りると言うことです。
もう、同じようなことを他人に質問されるのは止めた方が良いと思います。
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poo_zzzzz 2017-09-07 15:47:38