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ジャンルなし/難関選択式対策についてご教示願います
hauser 2016-09-19 19:17:19
的確な詳細な回答が得られる当コーナー、いつも参考になります。
選択式対策について悩んでおります。
択一で50点以上をコンスタントに取れるような人が、選択の誰も見たことがないとか、知らない部分での1点に泣くという過酷な試験です。
随分といろんな受験指導校の体験記などを読んでみましたが、そのために5年も6年も試験を受け続けている人もいて、その過酷さに驚きます。
ですが、この対策を練らない限り、何年も苦労することが予想できます。
出題内容には、ヤマ勘でしか解きえない問題さえあります。そういう問題を敢えてなぜ、作問するのか、その是非や理由、愚痴を申しても始まりません。
よく巷で言われますように、補佐人制度創設に伴う、要求された「能力担保」の故かもしれません。社労士の権限拡大のため、問題内容の見直し、能力担保、それゆえの上位数%の高いところの基準の線引きで、合格人数が激減しても、それでも良しとした去年の2.6%。労災救済の有無で合・不合格紙一重の人が相当数固まっていたのでしょう。
今後の確かなことは、11月11日にわかることでしょう。救済の仕方いかんで、去年くらいの人数(又はそれ以下)しか合格者を出さないのなら、この試験の今後の方向性がはっきりとするはずです。能力担保の実績の積み上げ、それがまず合格者を絞ること(高い基準をクリアした人だけ合格)、そしてその先に、科目追加、記述式などが待ち構えているのではないかとも予想してしまいます。
この選択の1点に泣かないための対策は、どうしてもこれだというものが見当たりません。難関科目が救済されるとは限らないということは、去年の選択労災が救済無しだったことからも明らかです。やはり運でしょうか。やれるだけの最大限の対策を準備して望むしかないのでしょうか(当然ですが)。
ですが、なにか釈然としません。
まずは対策ですが、今年の問題のように、数年前の統計調査など熱心に調べて対策を練るとか、途方にくれます。かといって捨て問にすれば、たちまち、良くて2点、最悪1点か0点にさえなります。お手上げ状態です。
・・・・取り留めもなくすみません。よろしくお願いいたします。
hauser様
難関選択式対策については、古くからある課題です。
旧掲示板をご覧になられましたと思うのですが、もしご覧になられていないようでしたら、(検索キーワード 選択)で検索してみてください
また、http://sr-jiten.net/bbs/bbs_each.php?rcdId=1653 のpoo_zzzzz先生の回答も併せてご覧になられるとよいように思います
こちらは(検索キーワード 選択)で出てこないので個別に記載しました
そんなのどこにのってるんだ!と私が最初に思った試験問題は、H23の選択労災が最初です
このとき、結果として2点救済です
Aは埋まると思うのですが、B~Eのいずれかで1点を確保することが必要であったことが分かります
それ以降も難関の選択式の出題があります
(H25 労災など)(過去問集やWEBにあるとおもうのでご覧になってみてください)
条文ベースの出題であれば、普段の択一式対策と同様ですので、特段の対策は不要にも思えます。
しかし、現場思考で、テキストのどこにものっていない出題があるという覚悟は必要だと思います。そのような問題でマークしたのが当たるかどうかは最後は運なのかもしれません。
50点以上コンスタントに出る人ならば、おそらく出題者の心を読んだり、自分自身に問題を出すことも可能だと思います
運といっても、どう回答プロセスを作っていくのかを日々の勉強の中で意識することでカンが養われ、運をあげるとおもうのですが、いかがでしょうか
参考になった:5人
taresu 2016-09-20 07:54:48
taresu様
早速に丁重なご回答を頂きましてありがとうございました。
参照部分は早速に見てみました。
難関選択式を克服して現に、合格されている諸先輩方の苦労と努力、その姿勢を学び自分も頑張っていこうと覚悟できました。
なにか吹っ切れました。
>>どう回答プロセスを作っていくのかを日々の勉強の中で意識することでカンが養われる・・、
これはすごくいい言葉です。まさにこれしかないのでしょうね。
普段から正攻防の勉強と勘所を養うような常識対策を進めて精進していきたいと存じます。
本当にありがとうございました。
hauser 2016-09-20 12:26:11
こんばんわ。これは…非常に難しいですよね。選択式で2年連続1点足りずだったんで…
taresu先生のアドバイスと同じ様な内容になってしまいますが…参考に。
正直、運と勘だと思います。ただ、選択肢を切った上での事ですがね。4つから選ぶより、3つ。2つとした方が確率がグンと上がります。
これはやはり択一の延長線上にあると思います。なので、択一の勉強をしっかりやる。って事を皆さん言うんだと思います。
自分自身で問題を強敵にしないって事も大切ですよね。今回強敵とされた雇用保険の目的条文。
そもそも雇用保険の給付はどういう場面、どういう人に出すか。そして雇用保険二事業って何か。雇用保険は何を目的にしているか。
目的条文なので受験生なら誰だって必ず読む上に5年くらい前の過去問。
なので、受験した人によっては難問に感じない人も居たと思います。
勘ですが、今年の労一ならば、知らなくても勘でAとCは行けると思います。そりゃ現金給与ばかりだろう。健保と年金の保険料が一番引かれるだろう。って。
その上で…なんですが、昨年までの過去問を見渡すと…
二年連続で白書対策に出てくる調査の【誰に】【どんな調査】【調査方法】が選択式で出てるんですよね。
しかも白書対策からの選択式出題は三年連続。
僕、労一でH26年一点足らずだったんですね。【毎月勤労統計調査】を【就労条件総合調査】にして。
そうするとEもドミノみたいに崩れる。Dはそもそも知らん(笑)それで…また一年ですんでね。
翌年出題されそうな厚労省HPの全ての統計調査について【誰に】【何を】【調査のやり方】をまとめましたもん。この調査は誰を対象にするか。何をどうやって聞いてくるか。
三度目、四度目の白書から出題を予想して対応した方と、対応しなかった方では勘と運も違って来ると思うんですね。
ただ、質問者が言われてる通り、あまりにも広範すぎます。自分の常識を磨いてアバウトに数値をとらえて行くって手しかないですもん。
どんな難問であっても運や勘に頼らず取る人は居ます。例えば…少し余談になりますが、先月事務指定講習を受けたんですね。
4日もやってりゃ顔馴染みになりますし、飲み会が設定されます
自分たちが受けた試験の話にどうしたってなるんですが、労災を難問と思った方は皆無でした。
一人親方と第三者行為の判例。一人親方の定義が浮かべば2問は行けるし、判例は第三者行為の損賠がどういう内容か判れば1つは確実に行ける。
それよりも社一の目的条文羅列の方がチンプンカンプンになる。出ないと思ってた労一救済があって今ここに居るって意見を何人かから聞きました。
僕も労一救済で合格組なんで。
とりとめもないアドバイスにならない様な事を書きましたが…つまりは
選択式対策はどこまで運と勘に頼らずに行くか。そして最後の最後、足元を照らすのは運と勘。それをどうやって普段から磨くか。
なんだと思います。かといって神仏にお願いしてって事ではないですがね(笑)やはり普段この給付はどんな時に、どんな人に必要なんだろう
って意識する事でも違うと思うんですよね。条文抜き出しの選択式問題集を記述式みたいに解くとかね。自分の言葉で説明するとか…やはり普段の積み重ねだと思います。
今日は西日本で台風の被害が凄いみたいです。これを見る方の被害が少ない事を祈ります。またそろそろ北風になり秋になりつつあります。どうが体調管理に気をつけてくださいね。
参考になった:6人
kasutori 2016-09-20 20:35:12
私は試験に受かってない人間なので、質問への回答というよりは、単なる自分の意思表示になります。
ついでに言うと、今年、選択式で盛大にしくじったクチです(1点以下はありませんが、5科目が2点でしたから諦めがついてます)。
ここで「偉そうなことをぶち上げる」ことで、自分の考えをまとめて、次の受験に生かそうという魂胆です。
なので、こういう思考錯誤(誤字にあらず)しながら藻掻いてる受験生がいるんだー、ぐらいで読んでいただければと思います。
選択で今年しくじった私は、むしろ「択一の点数を安定して50点台に乗せる」ことを、今後の目標に据えています。
択一が昨年が46点(雇用3点)、今年が45点(基準点割れなし)でしたから、ヤマ予備の15点アップ講座の圏外から10点アップしようと言っています。
ただ、「50点台中盤」というのは、あながち無根拠に掲げているわけではありません。
三宅講師(ツイッター拝見してます)をはじめ、多くの社労士講座の講師の方々が、人によって言い方は違いますが、要するに「基礎論点を徹底すれば、50点には乗せられる」という類のことをおっしゃっています。
これに、仕事で実務をやっている年金科目での上積みや、ヤマ勘で当てる問題を計算に入れたら、「50点台中盤」は実力でなんとかなるラインだと考えたからです。
(先生方や合格者の諸先輩方、この見立てが甘いようでしたら盛大に嘲笑ってくださいw)
択一が「何度受験しても絶対に大丈夫」な状況になれば、あとは選択式だけで勝負出来ます。
選択式だって、手も足も出ないわけじゃない。
昨年の労災や今年の労一にしても、「1点すらも覚束ない」問題は近年出てないないですから、救済待ちの2点はなんとか取れる。
そうしてたら、いつか受かるんじゃないかな、って。
「いつか」に運悪く5年ぐらいかかってしまうかもしれませんが、今年の結果を受けて、自分としてはそれでも良いと割り切りました。
2点に終わった5科目のうち3科目までは、今年の実力でも、択一対策の基礎固めをあと少しだけしっかりやってれば+1点もぎ取れた……と思っていますし。
むしろ、変に選択対策“だけ”に注力しすぎた結果、選択が上手く行った年に択一の一般常識で基準点割れ……なんて、それこそ翌年まで引きずること請け合いですからね(^^;;
ヤマ予備の「穴埋め式対策講座」(または他社の類似講座)など、今年の選択で狙われそうな論点の対策はもちろんやります。
あるいは、近年、択一でも選択でも民法の言葉を正確に使い分ける問題が若干出題されていますので、それを意識した勉強ができないもんかなぁ、という模索はしています。
ただ、基本的に点数に直結する可能性が低い論点を闇雲にやっても、それで合格が近付くかっていうと……それは違うかなぁ、って。
以上、“思考錯誤”の一環です。
参考になった:4人
towalion 2016-09-20 21:31:11
実現には至っていないものの試験形式の変更という案が出て久しいので、少しだけ自己レス補足になりますが。
試験科目や試験形式が変わっても、現在の選択式・択一式のような構成で試験が実施されている限り、「ギャンブル性の低い方を確実に固めて、機を待つ」という戦法で行こうという意図でございます。
選択の各科目3点という枷が外れる(その代わり、合計点のハードルが上がる)ような大きな変更があれば、そのときはそのとき、願ったり叶ったりのつもりで正面突破!ですね。
towalion 2016-09-20 21:45:06
試行錯誤法、興味深い対策だと思います。
ご報告ありがとうございました。
この選択式の解答方式が記述式からマークシートに変わったのが平成12年です。その理由は、受験者数の増加だったと記憶しています。
ということは、今後、受験生の人数が減少してくれば、記述式に戻ることも十分考えられると予想できます。
現在でさえ、平成22年以降、年々受験志願者は減る一方で、さらに、合格者数も減る一方です。それが何を意味するのか。
最初の私の質問内容にも記しましたが、やはり、法廷での紛争解決他、社労士の権限拡大にともなう試験内容の見直し、即ち、能力担保の実績の積み上げのための合格基準引き締め策だと思うわけです。
連合会と厚労省の考えることですから、これは受験指導校や受験生がどうこうできるものでなく、雲の上の話で、どうしようもないことです。
普通の努力が報われ、合格基準が初めから明らかにされて試験を実施すればよいものを、なぜ、選択の1点に泣くような、運とか勘のような問題を作成する必要があるのか。
なぜ、総合点の合格基準点が、合否発表日にならないとわからないとか、実に不可思議だと思うわけです。要は、試験の出来を見て合否ラインを決めて人数調整をしていると思ってしまうわけです。
社労士の将来の権限拡大のための、合格者人数引き締め策(=能力担保のひとつ)と考えれば実にシンプルに理解できると思うのです。
そして、いずれ民事訴訟、憲法、民法の科目追加となるのでしょう。ただし、これが特定社労士試験のほうに課すのか、社労士試験で課すのかはわかりません。
ですが、一層の能力担保を課せられているのは間違いないので、試験内容もそうですし、合格者の数も比例するというシンプルな理由です。ですが、司法試験の合格者1500人程度よりも低い去年は晴天の霹靂でした。そのくらい本気で絞り込みをかけてきたのだと思うわけなのです。これはただごとではありません。
いずれにしても、100人のベテラン受験生が受けて、3,4人しか受からない試験に変わってしまったと思うわけです。少なくともH27年から今後に向けて。
より明らかになるのは、今年の11月11日の合否発表での合格者人数(率)で、はっきりとわかることと存じます。
その結果によって腹をくくるしかありません。
hauser 2016-09-21 12:53:49