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国民年金法/キャリーオーバー制度について
KMR358 2018-07-17 19:29:48
調整期間における改定率の改定について、恥ずかしながら上手く理解できないので、お助けください。
(※改正法マスター講座 テキストP60〜61を見ながら質問しています。)
テキストには
算出率=名目手取り賃金変動率×調整率×前年度の特別調整率…(1)
特別調整率=名目手取り賃金変動率×調整率÷算出率…(2)
と二つの式があり、(2)の式の「調整率÷算出率」の部分を
調整率×(前年度の名目手取り賃金変動率×前年度の調整率×前々年度の特別調整率)…(3)
とする補足説明があります。
(※各式の後に付けた番号は、分かりやすく質問するため、私が勝手に付けました。)
式(1)〜式(3)にある各「率」は、どの年度の「率」を指すのでしょうか?
また、式(3)では調整率に算出率を「乗じて」いますが、式(2)では算出率で「除」しています。
どう理解すればよろしいでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
うーん、これは符号のミスプリではないかと思います。
算出率=名目手取り賃金変動率×(調整率×前年度の特別調整率)…(1)
特別調整率=(名目手取り賃金変動率×調整率)÷算出率…(2)
この部分は正しいと思います。
この(1)の式でやりたいことは、前年度のマクロスライドで下げられなかった率(前年度の特別調整率)がある場合に、それを今年度にキャリーオーバーして一緒に下げてしまおう、と、いうことです。
そうすると問題になるのは「前年度の特別調整率」ですが、これは(2)から
前年度の特別調整率=(前年度の名目手取り賃金変動率×前年度の調整率)÷前年度の算出率・・・(4)
になります。
この「前年度の名目手取り賃金変動率×前年度の調整率」の部分が前年度に本来下げたかった率で、「前年度の算出率」が実際に前年度使った率ですから、これで除することでキャリーオーバーが算出されます。
例えば昨年度下げたかった率が0.95で、しかし現実に昨年度は0.98しか下げられず、今年度は今年度分だけで0.97下げる場合、
0.95÷0.98≒0.9694
0.97×0.9694≒0.9403 ですから今年度の算出率は0.9403になります。
もし、昨年度0.95下げることができていて、今年度0.97下げるなら、0.95×0.97=0.9215
昨年度0.98しか下げられなくて、今年度0.9403下げるなら、0.98×0.9403≒0.9215 で、2年度通せば同じ結果が出ます。
参考になった:3人
poo_zzzzz 2018-07-18 10:59:40
ありがとうございます。
全く理解できなかった部分が理解できました。
もっと早く質問するべきでした(笑)
ミスプリントと薄々気づいてましたが、「まさか」との思いから勘違いし、かなりの時間をかけて色々調べました。
結果、的を得た解説等には辿り着けず時間を浪費してしまいましたが、それも無駄ではなく、poo_zzzzz様の解説と合わせて理解が深まったと思ってます。
今後ともよろしくお願いいたします。
KMR358 2018-07-18 14:54:10
ご投稿いただき、ありがとうございます。
テキストの件で、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
お詫び申し上げます。
インフォメーションでも告知いたしますが、
取り急ぎ、下記に訂正のご案内をさせていただきます。
p61 <改正③概要> 7行目の計算式
調整率÷(前年度の名目手取り賃金変動率×前年度の調整率×前々年度の特別調整率)
・× →÷
・最後を「括弧閉じ」
事務局
参考になった:2人
jimukyoku 2018-07-20 01:25:03