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国民年金法/改定率の定義について
m20189w 2020-05-18 23:47:39
2020年度版「法改正マスター講義テキスト」のP59の記載内容についてご質問させていただきます。
「①令和2年度における改定率の改定に係るデータ」の一覧表に
算出率(前年度改定率に乗じる率)
→1.002(名目手取り賃金変動率1.003×スライド調整率0.999)
改定率
→1.001(前年度改定率0.999×算出率1.002)
と記載されています。
一方その下の「ここを覚えよう!」の下段では
「令和2年度は、名目手取り賃金変動率(0.3%)にマクロスライドによる令和2年度のスライド調整率(▲0.1%)が乗じられることになり、改定率は0.2%となること。」
との説明がございます。
「一覧表」に記載のある「改定率」は「1.001」とされている一方で、「ここで覚えよう!」の説明では「改定率は0.2%」となっており、それをどのように整理し理解したら良いものか困っております。
「ここで覚えよう!」の説明にある「改定率は0.2%」は「算出率」の定義とも重なるようにも思います。
そのように考えると「改定率」の定義としては実は2通りあり、そのうちの一つは「算出率」と同じ意味であると理解すればすっきりするのですが、そのような理解でよろしいのでしょうか?
またその場合、ズバリ「令和2年度の改定率はいくつ?」との問いが出題された場合「1.001」と「0.2%」のどちらが正解になるのでしょうか?
なにせ初学の者でして、かなりとんちんかんな質問をしているようでお恥ずかしいのですが、何卒ご教授をいただきたくお願いいたします。
最初に教材を見ていないことをお断りしておきます。
年金額の計算に用いる改定率は、平成16年度を1としており、令和元年(平成31年)度は平成16年度から見ると0.999でした。
令和2年は、令和元年に対して+0.2%(1.002)であるため、平成16年度から見た改定率は0.999×1.002=1.001になります。
老齢基礎年金(満額)の計算においては、780,900円(条文上の老齢基礎年金の満額)×1.001≒781,680円→781,700円になります。
ただ、令和元年(平成31年)度から見たらどうなのか?といえば、1.002ですね。
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000588114.pdf
これは厚生労働省の公式な資料ですが、「年金額の改定ルール」の中に、「さらに令和2年度は、・・・・改定率は0.2%となります。」と、「改定率」という用語を使っています。
これは、年金額を計算するための法律用語ではなくて、「前年度から見た改定率」を言っているようにみえます。
教材は見ていませんので、教材の内容については回答しません。
なお、質問広場の冒頭に赤字で「※教材内容や教材の配送状況など、直接学習に関係のない個別のご相談は、「質問広場」への投稿ではなく、直接事務局にメールにてご連絡いただきますよう、お願いいたします。」とありますので、法令上の疑問ではなく、テキストの編集に関することであれば、事務局さんに訊かれるのが良いのではないかと思います。
参考になった:3人
poo_zzzzz 2020-05-19 03:22:20
詳細なご説明、誠にありがとうござました。
一般的に「改定率」と表現されているものの中に
①当該年度の年金額を算出する際に用いる「改定率」
令和2年度は「1.001」
②前年度の改定率との差を表現する際に用いる「改定率」
令和2年度は「0.2」
の2通りがあるということで理解できました。
それにしてもそれを同じ「改定率」という表現を用いていることはちょっとした混乱要素ですね。(私が勝手に混乱しているだけでしたら、申し訳ございません・・・)
尚、以前教材の内容に関する誤植の確認を「事務局」に問い合わせたところ「教材の内容に関する質問は、質問広場であげて下さい」と「門前払い回答」を受けた経緯がございました。
しかもその回答メールの中に、わさわざ「質問広場」のリンクまで貼ってありました。
したがいまして今回の質問もこの「質問広場」であげさせていただいた次第です。
どうも「事務局」は「E-prost」で取り扱っている講座全体のロジを中心に担当されているところとではないかと察しています。
この度は、幅広いご助言・補足をいただきましたこと、御礼申し上げます。
m20189w 2020-05-19 06:09:21