カレンさん、こんにちは。

〉「原野」というのは、農地ではないのはわかりますが、採草放牧地とは、また違うものですか？（別物ですか？）

もちろん、別物です。
採草放牧地は、ざっくり言うと牧場です。基本テキストで改めて意味を確認してください。

〉原野を取得して農地にする場合は、５条の許可であっていますか？

間違っています。
農地法は農地を潰す行為が規制の対象です。
原野を取得して農地にするのであれば、農地が増えているので、農地法的には大歓迎です。
したがって、もちろん許可は不要です。

木を見て森を見ない学習になっていませんか？
農地法の大きな目的を忘れないでください。

タキザワ宅建予備校　講師 瀧澤宏之

参考になった：0人

nobori_ryu　2018-10-03 13:06:23

瀧澤先生、すみません、以前の模試で同じ論点を間違え、農地法が得点出来なかった為、再度、何度か農地法を勉強しましたが、よくわからない為、質問します。

★Ａ、2007－問25③（上の原野の問）と　Ｂ、2014年－問21②　問題文の見分け方

Ａは農業生産も増大し、農地法的には大歓迎な為、許可が要らないという事ですが（←この理由は理解できますが）、
Ｂは農地を農地として使う為に所有権を取得している為、３条の許可である事が理解出来ますが、どちらも最終的に「農地」になっているのに、結果が異なる為（許可が要る・要らない）
問題文から許可の要否をどう見分けたらいいのかがわかりません。「原野」という言葉が出て来たら「要らない」と判断するしかないのでしょうか？
Ｂは農地を農地として権利移動させている為、３条の許可である事が腑に落ちますが、Ａは農地・採草放牧地とは全く別物の原野（全く別物という点では、宅地等とかわらない）を農地にしており、
全く「農地を農地として…、採草放牧地を採草放牧地として…売買・賃貸借する行為」という、３条の権利移動の文言に当てはまらず、上記の様な理由は分かっても、違和感があります。
（最初は５条だと思ったが、最終的な使途が農地じゃない為、５条ではないのだと理解しています。）逆にＡは３条の権利移動の文言に当てはまらない為、３条の許可は不要と判断してもいいのでしょうか？

カレン

投稿内容を修正

karen　　2018-10-05 20:58:21

一言で言うと、難しく考えすぎ、こねくり回しすぎです。

〉Ａは農業生産も増大し、農地法的には大歓迎な為、許可が要らない
〉Ｂは農地を農地として使う為に所有権を取得している為、３条の許可である事が理解出来ます

なら、これで十分です。

〉どちらも最終的に「農地」になっているのに、結果が異なる

当然です。
権利移動の場合は、農地を取得する者が本当に農業をする気があるのか、農業をする能力があるのかをチェックしないと、農地が潰されてしまう危険があるため、農地法３条の許可が必要とされています。これは、基本講座でもお話ししているので、もう一度、講義を視聴し直してみてください。

一方、原野の所有権を取得し、その取得後、造成して農地にする場合には、農地が増えるだけで農地が減る可能性はゼロです。

なので、両者の扱いが違うのは当然です。

〉Ａは３条の権利移動の文言に当てはまらない為、３条の許可は不要と判断してもいいのでしょうか？

これで問題ありません。

タキザワ宅建予備校　講師 瀧澤宏之

参考になった：0人

nobori_ryu　2018-10-05 23:21:45

私、少し頭冷やしました…。３条の許可がいるものは間違える事もありませんでしたが、原野のは「別物」から「農地」で５条と間違えやすいですが、最終的な使途の「農地」という言葉から、
５条じゃないと判断し、３条の文言にもあてはまらない故、農地法の目的の観点の上からも許可が要り用がないという事で３条の届け出なのだと理解（判断）する事にしました。
（これで間違っていないと思います。）

カレン

投稿内容を修正

karen　　2018-10-11 13:05:53

残念ながら、間違っています。

何度も繰り返しますが、原野を取得して農地にするのであれば、農地が増えているので、農地法的には大歓迎です。
したがって、許可も届出も不要です。

ご自分の思い込みやこだわりを取っ払って、もう一度、一から学習し直すことをお勧めします。

タキザワ宅建予備校　講師 瀧澤宏之

参考になった：0人

nobori_ryu　2018-10-12 00:17:10

農地が増えて農地法的に大歓迎だから、「何にもいらない」でしたね…。（≧∇≦）原野→農地、気を付けます。 ご指摘、ありがとうございます。

カレン

投稿内容を修正

karen　　2018-10-12 01:20:28