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seabassさん、こんにちは。

コツと言っても、即効薬的なものはありません。
ただ、普段から「要件にあてはめて効果を導くことで問題を処理する」という習慣づけをすることに尽きると思います。
「要件にあてはめて効果を導くことで問題を処理する」のが、法律という道具の使い方ですからね。

この問題の場合だと、解除ができるかどうかが問われているので、まずは①解除の要件にあてはまっているかどうかを考えます。すると、解除を行うためには債務不履行の成立が必要となるので、さらに遡って②履行遅滞の成立要件が充足されているかどうかを考えます。すると、履行遅滞の要件にあてはまらないので解除はできないという結論にたどり着くことになります。
肢別過去問の解説では、これを②→①の順に簡略化して記載しています。

本問と同様の問題は宅建試験では出題されていませんが、どの問題も「要件にあてはめて効果を導くことで問題を処理する」訓練をすることは可能です。
ただ、こういった思考を身に付けるには、結構時間が掛かります。そもそも、要件自体が正しく頭に入っていないと、このような思考方法をたどることもできないので、一朝一夕にできるようになるわけではないのです。

それからもう一つご注意いただきたいのは、実際に問題を解くときにこのような思考順序で問題を解くわけではありません。
私の場合、まず第一感として「解除はできないはず」というのが頭に浮かび、それを検証するために上記のような思考をするのが普通です。
でないと、一問の問題を解く際にやたらと時間を食うことになります。
seabassさんにとっては、今年の宅建試験に合格することが一番大切なことなので、それを見失わないようにご注意ください。

タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之

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nobori_ryu 2019-07-19 10:38:12

瀧澤先生

返信ありがとうございました。
私が心配していたのも、1問を解くのに非常に時間がかかるということでした。
権利関係では特にそうなのですが、私の場合、まず何を問われているのかを理解するにも時間を要します。ですから問題文を最低2回は読まないと問われている内容が理解できないことがあります。
ですが、先生がおっしゃったとおり、今年の試験に合格するのが第一です。ここで立ち止まって右往左往するよりも、基本的な知識の復習に努めたいと思います。
明日は模擬試験を受験します。とにかく基本的な知識で解ける問題を落とさないよう、落ち着いて、時間めいっぱいまで粘って頑張ってきたいと思います。ありがとうございました!


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seabass  2019-07-19 19:14:44



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