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はじめまして。ヒラノ簿記学校代表の平野明日香です。早速質問していただいてありがとうございます。

商品券の購入後の処理やポイント利用時の処理は3級の試験では範囲外ですが、実務を行っていらっしゃると気になるところですよね。

 まず①商品券の在庫については「貯蔵品」などの資産の勘定科目で処理をします。

 購入時に「(借)貯蔵品 10,000/(貸)現金など 10,000」と資産計上の処理を行い、贈答品などの購入時に「(借)交際費 8,000/(貸)貯蔵品 8,000」と費用に振り替える処理を行いましょう。

 もしくは購入時に「(借)交際費 10,000/(貸)現金など 10,000」と費用で計上していた場合は、決算で商品券の在庫分を「(借)貯蔵品 2,000/(貸)交際費 2,000」と資産に振り替える処理を行ってください。

 もし、ご自身のお店などで商品券を発行されていなければ「貯蔵品」という科目の代わりに「商品券」という勘定を資産科目として用いていただいてもかまいませんが、簿記検定3級などの学習を考えていらっしゃる場合、自店発行商品券「商品券(負債)」と混乱してします可能性がありますのでご注意ください。



 次に②ポイント利用時の処理についてですが、明確な基準などが定められておりません。会計的に考えた場合(1)仕入値引と考える方法と(2)収入と考える方法が考えられます。

 例えば1,000円の物を仕入、200円のポイントを利用した場合、

(1)(借)仕入 800/(貸)現金など 800

(2)(借)仕入 1,000/(貸)現金など 800

            /   雑収入  200



 金額が大きい場合は仕入原価や購入した資産の取得原価を明確にするためにも(2)の総額を明確にできる方法がよいでしょう。

 ちなみにご質問いただいたポイントの資産計上については行わないことになります。



 疑問が解決されれば幸いです。勉強に仕事にとお忙しいと思いますが、季節の変わり目に風邪などひかれないようお気を付けください。

参考になった:3

jimukyoku 2014-03-02 21:49:32

お忙しいなか、丁寧に説明していただきありがとうございます。
開校を楽しみにしています。

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flybird  2014-03-02 22:38:06



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