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ご質問ありがとうございます。
講師の平野です。

費用の見越しとは、
①当期にまだ支払期日がきていないが、そのサービスを当期受けている分に関しては当期の費用とする。(当期の費用をプラス)
②翌期に実際に支払った金額から、前期に費用化した分をマイナスする。(翌期の費用のマイナス)
という2期にまたがった費用の調整です。

質問いただいた例の場合、
次期の6/30の仕訳は
支払家賃120,000\\\\現金など120,000
となりますが、これは前期の7/1から3/31の9ヶ月分と当期の4/1から6/30の3ヶ月の合わせて12ヶ月分の支払いとなりますよね。

この実際の支払い時に計上してしまう前期の費用をマイナスするために、再振替仕訳で
未払家賃90,000/支払家賃90,000
という処理を行なって、支払家賃という費用をマイナスしておく必要があります。

なお、未払家賃を含む経過勘定科目の4種類(未収収益、未払費用、前受収益、前払費用)は期間損益の調整のために用いる勘定科目です。

なので、決算整理仕訳及び翌期期首の再振替仕訳でそれぞれの期の収益や費用を調整する役割を終えると、消去する必要があります。

この例の未払家賃の場合、実際の契約での支払日は6/30なので、6/30に支払いを行えばいいので、実は負債としては計上しておく必要がないんです。
余談ですが、もし、6/30の支払日を超えても支払いを行っていない場合は「未払金」として処理をする必要があります。

もし、この説明でもわかりにくい場合は、
×1年7/1から賃貸契約を結んだと考えて、
×2年3/31決算
×2年4/1再振替仕訳
×2年6/30 一年分の家賃の支払い時
×3年3/31決算

という流れで仕訳をしてみてください。
×1年度と×2年度で正しい「支払家賃」(費用)が計上されるはずです。

また理解が難しいようであれば質問してくださいね。
以上、よろしくお願いします。

参考になった:1

jimukyoku 2021-01-12 09:13:47


平野先生

ご回答ありがとうございます。
少し頭を整理してみます。

いつも平野先生のご回答は、とてもわかりやすいです。ありがとうございます。

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punitama  2021-01-15 17:38:35



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