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3級/貸倒引当金と貸倒損失
flybird 2014-03-26 20:20:27
ケース1 前期末貸倒引当金 200 前期発生売掛金貸倒 100
1a 貸倒引当金 100/売掛金 100
1b 貸倒損失 100/売掛金 100
ケース2 前期末貸倒引当金 200 当期末貸倒引当金 300
2a 貸倒引当金繰入額 100/貸倒引当金 100 (差額補充法)
2b 貸倒引当金 200/貸倒引当金戻入額 200
貸倒引当金繰入額 300/貸倒引当金 300(洗替法)
簿記検定では1aは貸倒引当金≧貸倒額の場合、
1bは貸倒引当金がない場合と理解しているのですが、ケース1で1bの仕訳がよく見られます。
特に税務申告もする人は洗替法が多く、1b、2bの仕訳が多いようです。
経理部の友人は1aの仕訳をすると1bに修正させられたそうです。
理由は貸倒引当金と貸倒損失は別物だからだそうです。
しかしケース2では2aだそうです。
(1)1bの仕訳が可能だとしても、1bは洗替法が前提の仕訳であると思われ、
(貸倒引当金が期末まで変化しない)
1b、2aの組み合わせはありえないと思います。
1b、2bの組み合わせでないと統一性がないような気がしますが、どうでしょうか。
(2)貸倒引当金は将来の損失に備えるためのものと思っていたので
1bの仕訳は最初はおかしいと思いました。
貸倒引当金は見積額、貸倒損失は実際額と考えると、
実際の貸倒額が明示できて意外に合理性があるかもしれません。
簿記検定でなぜ1bの仕訳ができないのかがよくわかりません。
複雑なことを書いて申し訳ないのですが、気になっていたのでよろしくお願いします。
こんばんは。ご質問ありがとうございます。
内容を拝見すると、「貸倒引当金」と「貸倒引当金繰入額」が混乱されているのかと思います。
まず、「貸倒引当金」と「貸倒損失」は別物です。
しかし、「貸倒損失」「貸倒引当金繰入」及び「貸倒引当金戻入」は対象の債権の分類ごとに、損益計算書上も同じ区分に相殺表示されます。
したがって、どの処理を行われたとしても最終的な損益や債権の金額に与える金額は同じになります。
しかし、簿記検定3級などの仕訳問題では会計の考え方が重要になりますし、最終の財務諸表数値までが聞かれていないため、将来の損失に備えた引当金を前期計上しているのであれば、前期発生売掛金の貸倒時は、その引当金を取り崩して処理すべきですので1aで解答しなければ間違いになりますので注意してください。
また、法人税法上は洗替処理が原則となっていますが、差額補充法で処理していても明細を示せば対応可能で大きく変化があるものではありません。(洗替法で考えたとしても、1aの処理は間違いではありませんが…)
実務とのズレで混乱されることもあるかと思いますが、試験対応とては会計の考え方で押さえていってください。
参考になった:1人
jimukyoku 2014-04-05 19:24:57
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