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民法/制限行為能力者/取り消し後、返還について
izee 2021-08-01 16:13:47
過去問で以下の記述が誤りとされているのですが、そもそも「/」より前に書かれた状況と後に書かれた状況の違いが分かりません、、、
「/」より後に書かれた部分も、「制限能力者が自己の行為を取り消した時」なのだと読み取れてしまいました。根拠は、相手側から行為の取り消しはできないからです。日本語の読み取りの問題かもしれませんが、どなたかご教示頂けますと幸いです。
平成18年 第27問 選択肢
制限行為能力者が自己の行為を取り消したときには、相手方は受け取っていた物を返還しなければならないが、/相手方は、制限行為能力を理由とする取消しであることを理由に、現に利益を受けている限度で返還をすれば足りる。
こんにちは~。
「/」より後に書かれた部分も、「制限能力者が自己の行為を取り消した時」
→そのとおりですよ。
間違っているのは、「現に利益を受けている限度で返還をすれば足りる」のは、
「相手方」ではなく、「制限行為能力者」だということです(121条の2第3項)。
相手方と制限行為能力者とでは、返還義務の範囲が異なりうるということです。
ちなみに相手方は703条、704条に基づき返還義務を負います。
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smile0821 2021-08-04 17:18:37
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