皆様、よろしくお願いします。

次のような登記状況です。
　（甲区）
　　２　所有権移転　所有者Ａ
　　３　処分禁止仮処分（乙区１番保全仮登記）　債権者Ｂ

　（乙区）
　　１　抵当権設定保全仮登記（甲区３番仮処分）　権利者Ｂ
　　　　〈余白〉
　　２　抵当権設定　抵当権者Ｃ

このとき、甲区の処分禁止仮処分に反して、所有権がＡからＤに移転されたとします。（甲区４番で登記）
後に、Ｂは勝訴判決を得て、この甲区４番で登記されたＤの所有権を抹消できるのでしょうか？
保全仮登記の併用型の場合、乙区の順位を保全することに意味があり、後順位の抵当権の抹消の必要はない（できない）とテキストにあります。
これはこれで理解できるのですが、甲区の仮処分に反する所有権の移転があった場合の結末が分かりません。

自分としては、次のいずれかではないかと思っています。
　⑴処分禁止の仮処分なのだから、これに反したＤの所有権は抹消できる
　⑵Ｂは、抵当権の順位が確保できればよいので、Ｄの所有権の抹消の必要はないし、抹消できない。

よろしくお願いします。