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民法/過去問
nirverna220 2022-10-08 10:10:19
司法書士試験 民法 へいせい二十九年 九 え
Bは,Aが占有する動産甲を盗み,盗品であることを秘して動産甲をその事実を知らないCに売却した。その後,Cは動産甲をそれが盗品であることを知っていたDに売却した。この場合において,Aは,Dに対し,占有回収の訴えにより動産甲の返還を求めることができる。
ばつ
ではこの場合、Cが悪意でDが善意の場合、どうなりますか?
更に上記の例示においてEが悪意ならどうなりますか
200条を行使する場合に、どう処理しますか
教えて下さい
nirverna220さん、こんにちは。
Cが悪意でDが善意の場合は、善意の特定承継人であるDに対して占有回収の訴えを提起し、動産甲の返還を請求することはできないと考えます。
「E」の位置づけがわかりませんが、仮にCが悪意、Dが善意、Dが売却をした相手方が悪意のEということであれば、過去問と同様に、Dが善意の特定承継人ですから、その時点で占有侵奪の瑕疵は治癒され、瑕疵のない新たな占有状態が開始していることから、やはりEに対して占有回収の訴えを提起し、動産甲の返還を請求することはできないと考えます。
しかし、これらは民法の研究対象にはなり得ても、最高裁判例も通説的見解もない(ほとんどの民法のテキストで説明されていない)部分ですから、試験対策上は検討不要です。
講師 小泉嘉孝
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koizumi1 2022-10-17 16:29:19
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