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民法/過去問
nirverna220 2022-10-28 04:44:30
司法書士試験
s 57 2 3
未成年者に法定代理人がない間は,これに対して消滅時効が完成することはない。
正しい
ちがくないですか笑
だって未成年者が成人すれば時効が完成するじゃないですか
nirverna220さん、こんばんは。
本肢は、民法158条第1項の論点です。
第158条(未成年者又は成年被後見人と時効の完成猶予)
時効の期間の満了前六箇月以内の間に未成年者又は成年被後見人に法定代理人がないときは、その未成年者若しくは成年被後見人が行為能力者となった時又は法定代理人が就職した時から六箇月を経過するまでの間は、その未成年者又は成年被後見人に対して、時効は、完成しない。
問題文に「未成年者に法定代理人がない間」と記載されていますから、成年に達した後のことは問われていません。
講師 小泉嘉孝
参考になった:1人
koizumi1 2022-10-28 23:32:58
未成年者である間に猶予事由が発生した時のことを聞いていて、その間に成年に達することもあるのだから×だと判断しましたが、こういう問題で、例えば私のいってることも成り立つように思えますが、どうすればこういう意地が悪い問題に対応出来ますか?なんというか、こういう反論が起こり得るような問題を解く時に決まって間違えます
それを克服したいんです
nirverna220 2022-10-29 00:19:58
「未成年者に」法定代理人がいないということは、未成年者であることが大前提となっています。
仮に出題者が成年に達した後のことを含めて聞いているとしたら、かなり意地の悪いひっかけ問題です。
少なくとも、本試験でそんな問題が出たら、実力者でもおそらくほとんどの人が引っかかるでしょう。そんな問題は落としても合否に影響しません。
みんながひっかかりそうな問題は、自分も引っかかっても大丈夫だと割り切れば、気が楽になります。
むしろ、自分だけは引っかかるまいと思うと、逆に本問のような問題を間違えることになりかねません。
逆に、皆が解けそうな問題は絶対落としてはいけません。
ya39113955 2022-10-30 00:49:49
nirverna220さん、こんにちは。
本試験の問題について、「おかしい」「矛盾している」「意地が悪い」「反論が起こり得る」ということが一切ないとはいえませんが、nirverna220さん場合、これまでの質問を見てみると、そのような発想が生じている原因の99%は、単に理解が及んでいないということです。
もちろん、初学者の間は理解が足りないということは誰でも同じで、それ自体が決して悪いということではありませんが、そこに気づかず、批判をしていても学習効果は上がりません。
これを克服する方法は主に2つです。
一つは、各論点を体系的に学べるテキスト又は講義を利用するということです(小泉予備校のものである必要はありません)。
過去問の学習であれば、解説のついた過去問集を利用します。
本試験の問題には、一つ一つの肢に必ず法律的論点が含まれており、これを理解しておかなければ、そもそも何が問われているのかがわからず、答えを出すことができません。
それを理解するためにテキストや講義が存在し、これらを使用せずに学習することは非常に効率が悪いものとなってしまいます。
もう一つは、問題練習の中で、出題のパターンを学ぶということです。
法律的論点を理解するだけでなく、それぞれの論点が、具体的に問題としてはどのような形で出題されてくるのかということを学んでおくということです。
「未成年者に法定代理人がない間は,これに対して消滅時効が完成することはない。」と問われたら、まず民法158条第1項の論点であると気づき、そこでは、本人が成年に達しない以上、法定代理人が就職した時から6か月を経過するまでの間は、その未成年者に対して時効は完成しない、と規定されているのだから、法定代理人が就職してはじめて時効が完成する可能性が出てくる、ならば、「未成年者に法定代理人がない間は,これに対して消滅時効が完成することはない。」といえる、という思考が必要ですが、こういった思考パターンは、問題練習の中で積み上げていくもので、現場で瞬時にひらめくということは、誰にとっても難しいといえます。
そして、普段から文章を丁寧に読み、自分自身もきちんとした文章を書くことを心掛けることです。
これは個人的なメモではなく、他人への質問ですから、相手に対する配慮も必要です。
自分自身が何を疑問に思っているのか、明確に相手に伝えることができなければ、自分の望む回答も得られません。
講師 小泉嘉孝
koizumi1 2022-11-03 16:36:34