指図による占有移転の「本人」について

平成23年度午前の部第8問オでは、譲渡人Ａ、受寄者Ｂ、第一譲受人Ｃ、第二譲受人Ｅとしたときに、
以下の時系列での事実関係が記載されています。
①Ａが動産甲をＢに寄託
②Ａが甲をＣに譲渡
③Ｃへの指図による占有移転による甲の引渡し
④Ａが甲をＥに譲渡
⑤Ｅへの指図による占有移転による甲の引渡し

このとき、Ｅが甲を即時取得するためには⑤の指図による占有移転が適法に行われる必要がありますが、
この指図をする「本人」はＡとＣのどちらになるのでしょうか。
③の指図による占有移転後は、代理人がＢ、本人がＣという関係になり、Ｃが⑤の指図をすべきと考えるのですが、
現実的にはＣが指図をすることは考えにくく、本肢ではＡが指図をしたことが前提のように思います。
③で指図による占有移転を行った後であっても、⑤の指図による占有移転の本人はＡとなりうるのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

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