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厚生年金保険法/定額単価の考え方について
Chibii-Chibi 2018-02-08 18:42:04
INPUTテキスト厚生年金保険法の91ページのOutlineに定額単価の考え方として、
「【定額単価(1,628円)】≒780,900円×改定率÷480月」
と書かれていますが、ここで改定率を乗じてしまうと、定額部分の額を計算する際にも改定率を乗じることから、
二重に改定率を乗じるような計算になってしまうのではないでしょうか?
780,900円も1,628円も、平成16年の「国民年金法等の一部を改正する法律」で、国民年金法と厚生年金保険法に「直接書き込まれた」数字です。
共に平成16年改正で「立法が法に直接書き込んだ」数字ですし、平成16年の改定率は1ですから、780,900円を基準に1,628円の計算根拠を考えるなら、おっしゃるように改定率は関係ありません。
しかし、780,900円÷480月=1626.875円で、これ、どう端数処理しても1,628円にはなりません。
年金額の端数処理を考慮して、780,949.99円を基準としても1,626.97円ですからね。1,628円にはなりません。
だから説明に困ってしまうんです(笑)
でも、何度も言いますが、1,628円は「立法が法に直接書き込んだ」数字です。
立法過程でどのような経緯で1,627円ではなく1,628円になったのか?というのは、私には個人的に興味がありますが、受験対策としては考えても意味はありません。
つまり、お尋ねのテキストに書かれている「式」は、「法令上の根拠がない式」です。
学習上で「1,628円?この数字なんだろ?」という疑問を封じるための「目安」に過ぎません。
その意味では、「定額単価≒老齢基礎年金の満額(フルペンション)÷480月」くらいの、あいまいな式の方が、説明として良いかも知れません。
学習上の「考え方の根拠」として「だいたい合っていれば」それでいいんだと思います。
簡単に言えば、老齢基礎年金の月単価です。
この理解は経過的加算を正しく理解する上で、非常に重要です。
Chibii-Chibiさんの書かれている範囲のみで見るなら、私も改定率は不要だと思いますが、でも、それでどうこういうような部分ではないと思います。
上記のように、「1,628円」は立法が決めて「法に直接書き込んだ」数字ですからね。
試験で、厳密な計算式で、この額の根拠を問うことはないんですよ。
参考になった:11人
poo_zzzzz 2018-02-09 09:55:17
poo_zzzzz様
返信ありがとうございました。
テキスト上で、定額単価に改定率が乗じられているのを先に見て、その影響で、肝心な定額部分の計算に改定率を乗じるという方を漏らしてしまいそうになりました。
それで、受験対策としてはあまり考える部分ではないとは分かっていましたが、気になって質問してしまいました。
Chibii-Chibi 2018-02-10 17:31:19