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ジャンルなし/INPUT編の学習方法
kamisama100 2018-10-27 07:05:55
現在、月額制で学習中の者です。
現在感じていること・・
INPUT編の山川先生の動画ですが、テキストをかなり端折っており
あとでテキストを読み返すと動画で説明のない部分のボリュームがかなりあり
今後の学習に不安がでてきております。
アウトプットも配信済みは一通り行いましたがボリューム不足感があります。
過去問を見た感じではアウトプットだけでは到底太刀打ちできないと思われるため
このまま講座だけやっていけばいいのか不安です。
そこで先生や受験経験のある方に質問です
・今後テキストの端折られた部分はINPUT編以外の学習コンテンツでカバーされるのか?
・上記内容がカバーされないもしくはINPUT編での学習では不十分である場合の学習方法等
私はヤマヨビのスタッフではないので、一般論として。
社労士試験の出題範囲は非常に広く、また、その形は富士山に似て、裾野がとても広いのです。
ですので、受験勉強する時にまず大切なのは、学習範囲の取捨選択です。
対策校や出版社が出すINPUTテキストで、いちばん大切な点は、この取捨選択です。詳しく載っていることも大事ですが、正しく絞り込まれていることが、何より大切です。
そして正しく絞り込まれたテキストですら、非常にボリュームがあり、特に初学者だと、どのように学習して良いかわからず、また、文字で書かれていることを正しくイメージすることも難しく、間違った理解や、時間の無駄が起こりがちです。
それを防ぐのが、口述講義です。質の良い口述講義は、正しい順序とわかりやすい説明で理解を促進し、重要な点にハイライトを当て、テキストの内容にメリハリを付けてくれます。
つまり、口述講義は、テキストを正しく学習するためのツールであって、テキストを網羅している必要は、全くありません。
逆に、ダラダラとテキストの内容を追うような口述講義は、誰でもできますし、聞くだけムダです。
優秀な講師の口述講義は、精選されたテキストの中からさらに話すべき場所を絞り、話し方を工夫して聞く側の理解を促進し、テキストの内容が理解しやすいようにメリハリをつけてくれます。
口述講義の意義はそこにあります。
テキストでの予習で???をアタマに沢山付けてから口述講義を聞き、???を解決しながらさらにテキストで復習し、自身の理解度をOUTPUT演習で確認する。
ここまでは、学習初期の基本のルーチンに過ぎません。
その後、過去問や答練、模擬試験をする中で壁(国家試験)の姿をあなたが理解することが、次の段階です。
そして、それを乗り越える力をつけるための工夫をすることはあなたが考え、実行しなければなりません。
その時に中心になる武器は、良質なINPUTテキストと過去問ですが、あなたが必要と思えば、新たな講義や書籍の購入が必要になるかも知れません。
私の例で言えば、受験前には、問題を見た瞬間に指先の感覚だけで、テキストの該当ページの前後が10ページ以下の誤差で開くようになったくらいに、テキストの内容に習熟していました。
初期学習を終え、自分の前に立ちはだかる壁の姿を認識するのもあなた自身ですし、その壁を乗り越える方法を考え、工夫し、乗り越えるのは、あなたです。受験対策校ではありません。
国家試験には適性が必要な試験種があり、いくら努力しても才能がなければダメな試験種もあるのですが、社会保険労務士はそうではないと思います。
しかし、合格率が1桁の国家試験ですからね。それなりに努力が必要です。
受験対策校は、壁を乗り越えるためのツールを提供し、学習の入り口で迷わないよう導いて、正しくレールに乗せることしかできません。この正しいレールに乗せるためのツールが、口述講義です。
あなたが今の段階で、お尋ねの内容に気づかれたのは、とても良いことです。今は、いちばん最初の段階だと認識されて、テキストでの予習→口述講義の視聴→テキストの復習、演習・OUTPUTを繰り返してください。
なお、テキストの演習や、OUTPUT演習は、学習範囲ごとに基本的な理解ができているかどうかの復習に過ぎません。範囲が狭く、かつ易しいのは、当然です。
参考になった:9人
poo_zzzzz 2018-10-27 08:36:12
丁寧なご回答ありがとうございました。
やはり範囲が膨大ですのでかなりの勉強時間を要しそうですね。
おっしゃる通りに山予備で基本をしっかりさせた上で細かい箇所の覚え込みを
テキストで行って行こうと思います。
kamisama100 2018-10-27 20:46:56
kamisama100さま
月額制サービスをご利用頂き、ありがとうございます。
ご質問に対するお答えですが、
>・今後テキストの端折られた部分はINPUT編以外の学習コンテンツでカバーされるのか?
山川答練、ピンクマーク答練、穴埋め式対策講座、ヤマヨビ模試等で、「結果的に」取り扱うこともそれなりにあるとは思います。
ただ、それはそれぞれの講座の目的に応じて出題根拠を選択しているのであって、INPUT編の口述講義で取扱っていない内容を意図的にカバーするという目的では作問していません。
ですので、カバーする内容もあるし、カバーしない内容も出てくるというのがお答えだと思います。
それが、予備校としての皆さんに対する習熟すべき内容の重要性の選択の提示です。
>・上記内容がカバーされないもしくはINPUT編での学習では不十分である場合の学習方法等
INPUT教材を「ご自身で読んで頂く」という行為以外は、我々の教材外の対応になるので、申し訳ありませんが、その具体的方法は私の立場ではお答えができません。
もちろん、学習手段は何を使ってもどう組み合わせても(又は購入したものを部分的に切り捨てても)構わないと思いますので、
ご自身の工夫でこの月額制サービスを1つのツールとしてご利用頂ければ幸甚です。
これ以降は、ヤマヨビの講師という立場ではなく、「私個人」の受験生時代(もう6年前ですが)と今も持っているスタンスですが、
INPUT教材を他人に頼らず自力で読むという行為自体も、私は合格のために必要な1つのスキルであるし、かつ、合格後にはもっと必要なスキルだと思っています。
したがって、この受験生時代にそのスキルを身に付けるという訓練も、予備校の力を借りるのと同じ位大切なことだと思うので、口述講義や答練がすべての論点を網羅している必要はないと思っています。
ただ、ご自身でINPUT教材を読むだけでは分からないところはたくさんあるのは当然だと思います。
記載内容でご不明な点等あり、それが試験対策上でそのままだと問題があると思うのでしたら、この質問広場でご質問ください。
以上、宜しくお願い致します。
山川社労士予備校
三宅大樹
参考になった:8人
yamayobimiyake 2018-10-27 08:54:27