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最初に、教材を見ていないことをお断りします。

この社労士広場は、やまよびの講師やスタッフの方が回答される場ではないようです。
社労士試験に関することであれば誰でも質問でき、誰でも回答できる場ですので、この場でのご質問については、教材独自の番号やページ数に依存せず、誰にでも解りやすい書き方をお願いします。
過去問集であれば、出題年度、肢番号が問題か解説のどちらかにあるのではないでしょうか?

また、質問広場の質問のページには、赤字で「※教材内容や教材の配送状況など、直接学習に関係のない個別のご相談は、「質問広場」への投稿ではなく、直接事務局にメールにてご連絡いただきますよう、お願いいたします。」とあります。

解説は教材独自のものなので、解説内容についての疑義であれば事務局にメールでされることをお勧めします。



上記の事項を確認していただいた上、さて、ご質問の内容を見ると、どうやらH28-10で、解説は肢Dの解説ですね。

お尋ねの問題集では、改題されているようです。
教材を見ることが困難な私には改題内容が分からないので、平成28年の本試験の問題をそのまま下記に転記します。

----------------------------------------
平成28年国民年金法【問10】
昭和26年4月8日生まれの男性の年金加入履歴が以下の通りである。この男性が65歳で老齢基礎年金を請求した場合に受給することができる年金額及びその計算式の組合せとして正しいものはどれか。なお、本問において振替加算を考慮する必要はない。また年金額は、平成28年度価額で計算すること。
第1号被保険者期間180月(全て保険料納付済期間)
第3号被保険者期間240月
付加保険料納付済期間36月
  計算式                   年金額
A 780,100円×420月/480月+8,500円     691,100円
B 780,100円×420月/480月+8,500円     691,088円
C 780,100円×420月/480月+200円×36月   689,800円
D 780,100円×420月/480月+200円×36月   689,788円
E 780,100円×420月/480月+400円×36月   697,000円
----------------------------------------

出題時の正解肢はDでした。
780,100円×420月/480月=682,587.5円 → 682,588円
200円×36月=7,200円
682,588円+7,200円=689,788円

お手持ちの問題集の改題の適否は私には分かりませんが、平成28年の本試験の出題時の問題と正解は上記のようになっていましたので、ご参考まで。

お読みになって、なお、教材内容について疑義があるようでしたら、最初に書きましたとおり事務局への問い合わせをお勧めします。



以下は余談です。

上のH28当時の選択肢を見たら「こんなの間違うわけないし」と思いませんか?
今の受験生の方なら、そう見えるかも・・・
H27の年金の一元化前は、裁定時の端数処理が100円未満四捨五入(50円単位)だったのです。
一元化により1円未満四捨五入(50銭単位)になりました。
当時ほやほやの改正点を尋ねた問題ですから、改正から5年経った今見たら簡単に見えます。
このため、過去問では間違いやすいように改題しているケースがあるようですし、年金額を新しくしているケースもあるようです。



追記です。
念のための確認ですが、過去問を解いた時に、テキストは確認していますよね?
過去問に限らず、問題集の解説は、正誤と論点が掴めればそれでいいのだと、私は思います。
出題内容の確認は、解説を一読した上、テキストでなされるべきです。
これは、どこの教材であるのかを問わず、正しい学習の原則だと思っています。

テキストの記述内容と問題集の解説が矛盾する場合は、基本的にはテキストを正と考えます。
これは、出版社を問わず法令の改正があった場合、テキストよりも問題集の方が改定漏れが起きやすい傾向があるのと、改正に合わせて問題を改題する場合に誤りが生じる可能性があるからです。

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poo_zzzzz 2021-01-17 09:28:44

ご回答いただきありがとうございます。そして、ここで質問すべきでないことを質問してしまい申し訳ありません。事務局の方に問い合わせてみます。

ちなみに、ご回答いただいた問題それそのものです。こんな質問にご丁寧に教えて下さりありがとうございます。大変助かりました。
山予備の書籍なので、ここで質問するのかと勘違いしておりました。
お手数かけて本当にすいませんでした。ありがとうございました。

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kazuhiro1109  2021-01-17 10:29:17

いや、勘違いというほどのものではないと思います。
この場が誰でも質問・回答できる場であることから、ご質問方法の工夫はしていただきたいですが、必ずしもここで質問すべきではない内容だとも思いません。
教材を離れ、法令や過去問の一般的な考え方についてであれば、回答できます。

ただ、どこの教材であっても、その内容の適否については判断すべきではないと思いますので、教材内容の疑義であれば、その制作元・出版元にしていただくのがよいと思います。

それよりも、先の回答の最後に追記した件の方が心配です。
過去問を解いて、解説止まりでサイクルを繰り返すのは、過去問を丸暗記するのに近い学習法だと思います。
もうされているとは思いますが、法令の構造を受験に必要な範囲で正しく理解するため、過去問を解いたら、テキストでの復習をされることをお勧めします。



またまた余談ですが、2か月に1回年金が支払われる場合の端数処理は円未満切り捨てです。
各支払期月の端数処理は、年金額の端数処理ではなく、支払額(国等の債務)の端数処理であるためです。
国等の債権債務の端数処理には守らなければならない別の法令があり、国民年金法がそれに準じた規定(法18条の2)を定めています。
ただし、同条2項により、毎年3月から翌年2月までの間に切り捨てた額の合計額(1円未満切り捨て)を、2月の支払に加算します。

この内容の出題が、ご質問の問題と同じ平成28年にあります。
実は平成22年にも同趣旨の出題があり、この時は単に「切り捨て」でした。
と、いうのは、平成28年改正までは、支払期月ごとの端数処理の規定が国民年金法にはなく、国等の債権債務の端数処理で守らなければならない別の法令に単純に従っていたからです。
平成28年の改正で法18条の2が新設され、その第1項で当該別の法令に準じながら、第2項に受給権者の不利益を防ぐ規定を置いています。

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poo_zzzzz 2021-01-17 12:09:26

ありがとうございます。追加のご回答をいただいておりました気がついていませんでした。
もちろんテキストに再度戻り確認しております。条文にも戻り確認するのですが、テキストと問題集の解説が相違しているように感じで、私自身の読解が誤っているのか、本当に問題集が誤っているのか、迷ってここに質問した次第です。

このような質問にご丁寧に対応いただき感謝しております。直接事務局に質問してみます。

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kazuhiro1109  2021-01-17 12:31:30

了解しました。
コメントありがとうございます。

そういうことであれば、今回のご質問のように詳しく書いて問い合わせされる必要はないと思うので、「年金額の端数処理について、○○テキストの□□ページの内容と、△△問題集の××問題の解説の端数処理が異なるように思いますので、お調べください」といった簡単な問い合わせでよいと思います。

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poo_zzzzz 2021-01-17 13:00:39

本当にご親切にありがとうございます。そのように問い合わせしてみます。
何か回答がありましたら、ご不要であろうとは思いますが、結果だけこちらに記録しておきます。

大変ありがとうございました。

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kazuhiro1109  2021-01-17 13:09:16

確かに私は要りませんけど(笑)
もし必要であれば補正が出ると思いますが、その場合に他の方が気づくきっかけになりますね。

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poo_zzzzz 2021-01-17 13:47:31

先日は大変ありがとうございました。
下記の通り事務局様からご連絡いただきました。
ここで質問すべき内容ではないにも関わらず、端数処理が何故を詳しく解説いただき、問題集の何故?以上にテキストの理解がより深まりました。本当に感謝しております。
自分自身で回答内容を記載するはずが、時間がなく週末にと思った所、丁寧な解説を記載いただきましたので、私の質問はこれにて完了します。
ご連絡遅くなったこと、申し訳ありません。また、ご丁寧な対応をくださりありがとございます。
また、疑問点がある際などは、是非よろしくお願い申し上げます。
乱文で申し訳ありませんが、本当にありがたく思う気持ちだけでもお伝えしたく、記載しました。失礼いたします。

投稿内容を修正

kazuhiro1109  2021-01-23 19:40:16

ご投稿いただき、ありがとうございます。
またこの度は、問題解説の件でご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
お詫び申し上げます。
ご質問の問題解説につき精査しましたところ、以下の校正誤りが判明致しました。

お手数をおかけ致しますが、下記訂正内容をご確認の上、ご利用ください。
この度は、有益なご指摘をありがとうございました。

【訂正内容】
p76 No.153 問題 D の 2 行目
(誤)年金額 689,087 円
(正)年金額 689,088 円
p77 No.153 解説文の 7~8 行目
(誤)=「681,887 円」(1 円未満の端数切り捨て)となる。
(正)=「681,888 円」(1 円未満の端数切り上げ)となる。
同解説文の 11 行目
(誤)これを合計すると 681,887 円+7,200 円=「689,087 円」となり
(正)これを合計すると 681,888 円+7,200 円=「689,088 円」となり

追記:
改編の準備過程において、計算上の判断ミスがありました。
779,300×420/480、420/480×779,300、779,300×0.875 の結果はいずれも「681,887.5」
となるところ、779,300/480×420 としたときは「681,887.49…」となり、検算することなくこの数値をもとに端数処理をしたことに原因がありました。

事務局

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jimukyoku 2021-01-21 08:44:59

先日は、メールでもご回答くださりありがとうございました。
本来事務局様に質問すべき内容であったにも関わらず、質問に回答くださった方がおり、質問内容の関連知識を、法改正も踏まえて解説いただき、とても助かりました。
今後、この場の利用方法等もよく考えて利用させていただきます。
こちらにも回答いただき、ありがとうございます。失礼いたします。

投稿内容を修正

kazuhiro1109  2021-01-23 19:43:49



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