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過去問や模試をする度にどんどん点数が悪くなる、という現象が、具体的に何を指すのかは一概には言えないと思います。
ただ、模試等の得点にとても大きな波がある場合、その科目の基礎ができていない可能性は大きい、というか、まず間違いなく基礎ができていません。
模試は直前期に近づくほど、基礎的な問題から実戦的な問題になっていきますから、その意味では「どんどん悪くなる」かも知れません。

社労士試験に限りませんが、受験勉強は建築に似ています。
基礎がしっかり固まっていなければ、階を重ねるにつれてぐらつきが大きくなります。
過去問を中心とする演習を中心にして、テキストに戻る学習は、この「建物」のどこに足りない柱があり、隙間があるのかを知り、それを埋める学習です。
ですから、その「建物」の、1階のまだ下の地下にある「基礎」ができていなければ、演習からテキストに戻る学習は、あまり効果がありません。
テキストの読み込みの繰り返しと口述講義を中心とする、初歩的なINPUT学習ができていることが、OUTPUT学習の前提です。

厳しいことを言いますが、あなたは2年目以降の方がしばしば嵌まる罠に掛かっておられるような気がします。
2年目以降の方は、しばしば、受験勉強を、去年の学習にプラスする形で考えてしまいます。
それが的を得ている場合はあるのですが、そうではないことが多くあります。
地面を掘り、鉄筋を組み、コンクリートを流し込んで強固な基礎を作ってこそ、その上に頑丈な建物が建つのですが、2年目以降の方の何割かは、この地上に出ている建物しか見ていないのです。
だから演習中心で考えてしまい、「解けなかった問題」とか「苦手な科目」にばかり目がいくのです。
「あやふや」なのは、多くの場合、そのか所だけに問題があるのではありません。
用語の定義に始まる、基礎的な事項がしっかり固まっていないことに根本的な原因がある場合が多いのです。
同じか所を何度も間違える、とか、知識に確証が持てない、のは、その場合の典型的な症状のように思います。
このため、2年目以降の学習は、初年以上にテキストの読み込みの繰り返しと口述講義の聴き直しから、しっかりやり直す必要がある場合が多いのです。
過去問中心の学習でうまくいく場合は、決して多くありません。

合格率が1桁の国家試験です。
出願して受験しない方の存在を考えても、合格するのは10人に1人です。
また、開業すれば「先生」と呼ばれ、場合によっては企業の経営を左右する判断を求められる職業です。
私は20年以上、この仕事で食べていますが、顧客の仕事に食い込めば食い込むほど、難しく、厳しい仕事です。
「知らない」「解らない」が通用する仕事ではありません。
そんな仕事の資格の試験が「とても厳しい」のは、当然だと思いませんか?

また、間に合うかどうかは別にして、「間違えている所を横断学習」ではなく、間違えたか所は、基礎的な事項から縦に学習し直すのがセオリーです。
「横断学習」は、しっかり基礎が固まり、建物も一応出来上がってからの補修作業です。

と、いっても、あと3週間ですからね。
今の状況では過去問中心の学習しかないと思います。

試験は、運の要素が少なくありません。
全国模試でトップ10に入る方が合格できないこともあるのです。
逆に模試で択一30点くらいだった方が、合格された例も知っています。1か月間自習室に籠もって猛烈な追い込みをされていたのも知っていますが。
今のあなたに一番必要なのは、迷わないことだと思います。
何をすれば良いか、ではなく、今あなたがしていることを信じて、精一杯追い込みをされることが、一番良い結果に繋がると思います。

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poo_zzzzz 2021-08-02 18:57:49



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