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学習法/アウトプットがうまくできない
yatchan01 2022-07-05 22:17:58
今回、こちらの模試を見つけましたので登録しました。
独学者です。
勉強の仕方、アウトプットについて教えてください。
私はE-prostの書籍、2022年の基本テキスト、過去問題集、計8冊、他社の月刊社労士受験、年度別過去問中心に勉強をしているのですが、アウトプットがなかなかうまくできません。
まだインプットが足りないと思い、書籍の講義を繰り返し、きいております。
諦めてはいないのですが、どうすればいいのでしょうか。
ちなみに専業主婦です。
勉強はなんとか時間あります。
ヒント教えてください。
よろしくお願いいたします。
お書きになっている内容で気になる点は、
① INPUT学習の方法
② 過去問を解いた後のフィードバック
③ 教材の整理
です。
① INPUT学習の方法
INPUT学習の基本は読んで、覚えること、です。
このため、学習の最初はテキストを速いテンポで通読し、だいたい何が書いてあるかを知り、その後精読します。必要に応じてこれを繰り返します。
特に精読の段階では、覚えると同時に仕組みの理解が必要です。
ただ、初学者の場合これを独学で行うのは困難なので口述講義を聴きながら読み込みます。
読み込みと口述講義の聴き方のバランスは案外難しいです。
口述講義はポイントを押さえ、実戦的に解説するため、テキストを網羅していません。
しかし法令の仕組みをきっちり理解するには、講義されていない箇所も読んでおく必要があります。
ですので、講義を聴かずに隅々まで読み込む形の精読の機会は必要だと思います。
その後、口述講義で解説されているところを中心に読み込み、口述講義で理解を深め、受験に必要な知識を取り込みます。
② 過去問を解いた後のフィードバック
過去問を解いた後、正誤を確かめて解答解説を読んで終わっていませんか?
過去問のOUTPUTは、常にテキストとセットです。
過去問を解いたら、解答解説を読んだ後、テキストに戻り、該当箇所を確認します。
解答解説で終わるOUTPUT学習は、OUTPUT「学習」ではありません。単なる知識のチェックです。
特に学習初期は、解答の正誤に関係なく必ずテキストに戻り、該当箇所だけではなく手前から広い範囲で読み直し、該当箇所の口述講義を聴き直すことをお勧めします。
その時に少しでも疑問を感じたら、用語の定義まで遡ることをお勧めします。
学習の中期以降は必ずテキストに戻ることまでは要らないと思いますが、間違えたり、少しでも不安や疑問があれば、用語の定義などの基本事項も含めてテキストを読み直し、必要だと思えば口述講義を聴き直します。
そうすることで、頭の中の乱雑な知識は整理され、間違いは修正され、実戦的に使える知識になります。
③ 教材の整理
初学者の場合、教材の数は少ない方が良いと思います。
OUTPUT学習が一通り終わり、択一の得点能力がある程度見極められるまでは、ある程度のボリュームがある良質なメインテキストと口述講義、そして10年分くらいの過去問があれば十分です。
そしてその後、必要に応じて参考書や予想問題集、改正法講座、白書講座、選択式対策、模試などに手を出していきます。
また、択一の解答力を高めるために、一問一答ではなく5者択一の編集になっている過去問を持っておくのは良いかもしれません。
ただしこれは、問題集として持つのではなく、まぁ、言えば参考書です。
一問一答で解いて解答に疑義があるときに、出題された形式(5者択一)で見て、5つの肢の中でその肢が、相対的にどういったポジションかを確認します。
社労士試験にはグレーな肢が少なくないため、そういった相対的な評価力が必要な場合があります。
予想問題と模試ですが、特に本試験に近い時期の模試は必須です。これは、
(a) 本試験の形式で、解答用紙のフォーマットを含め、ご自身が本試験で「何をしなければならないか」を知ることができる。その意味では会場受験が理想的です。
(b) ご自身の弱点分析に役立つ。
過去問とテキストの往復を繰り返していると、本当はご自身が持っている弱点があぶり出されにくくなってきて、気づかない、又は忘れてしまっていることがあります。
模試を受け、採点が出たら、「どこを間違えたか」は当然ですが「なぜ間違えたのか」の分析が必要です。
私の受験生時代、私は模試で「問題文の読み間違え」で10点失っていました。
これは、「どこを間違えたか」の視点でチェックしてもなかなか気づきません。
「なんでこんなとこ間違えたんだろ?」からしっかり問題文を読み直し、「ああ、こんな勘違いしてるね」と気づき、結果として問題文の読み方に問題があって多くの得点を失っていると結論づけ、問題文を「早く正確に読む」トレーニングをしました。
模試は、ご自身が抱える問題点の分析のポイントの宝庫です。
必ず利用し、分析し、対策して、得点力の向上に繋げてください。
また、話は戻りますが、この「問題点の分析と対策」は日々のOUTPUT学習でも行わなければなりません。
繰り返しますが解答をチェックするのはOUTPUT「学習」ではありません。
問題を解き、解答解説で論点を掴み、テキストに戻ってご自身の知識の問題点を分析し、対策するのが、OUTPUT「学習」です。
参考になった:12人
poo_zzzzz 2022-07-06 08:04:32
poo_zzzzz先生様
返信遅くなりましてすみません。
独学者にこれだけのアドバイスいただきありがとうございます。
どこにも聞けなくて、ずっと引っかかっていました。
この返信を見ながら、試験まで頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
yatchan01 2022-07-06 09:28:41