ニックネーム | *** 未ログイン ***
権利関係/保佐人の同意
booboobon 2017-09-30 19:10:57
大手の模試で、以下の問題が有りました。
被保佐人が保佐人の事前の同意を得ずに建物所有を目的として、土地を5年間賃貸する意思表示を行った場合保佐人は当該意思表示を取り消すことが出来る。
これは5年を超えていないから☓だと思いましたが、答えは建物所有を目的とする土地の賃貸者契約は存続期間が30年になるので、保佐人は取り消すことが出来る。ということです。
ということは保佐人の同意不要の範囲は建物所有を目的としない土地の5年以内の賃貸という話になりますか?
単に「土地を5年間賃貸する」と出た場合◯ですか?
booboobonさん、こんにちは。
〉単に「土地を5年間賃貸する」と出た場合◯ですか?
ケースバイケースとしか言いようがありません。問題文や選択肢の前後の文脈から出題者が借地借家法も含めて検討させる意図なのかどうかを考慮して、その場で判断してください。
それよりも、こういう余計なこと(失礼)を知ってしまったがために、「土地を5年間賃貸する」で迷うことの方が大きな問題なのです。
仮に本試験でこれと同じ問題が出題されても、正解できる人はわずかであり、不正解となっても合否に影響は出ません。
一方、「土地5年だから取り消せない」で◯と答えればよい問題が出題された場合、多くの受験生は素直に◯をつけるのに、booboobonさんだけ悩んだ挙句×を付けることになったら致命傷になりかねません。
宅建試験に限らず、どの試験にも合格するために学習が必要な「範囲」というものがあります。私はそれを強く意識してテキスト等の教材制作や講義に取り組んでいます。
しかし、今回の問題は、司法試験等の難関資格試験ならいざ知らず、宅建試験としては明らかにその「範囲」を逸脱しています(出題される可能性がゼロだと言っているわけではありません。正解できなくても合否に影響しないということです。)。
少なくとも、本試験まで残り2週間で新たに頭に入れる知識ではありません。出題された際に、ご自身で正誤の判断をする自信がないようであれば、忘れた方がましです。
瀧澤
参考になった:0人
nobori_ryu 2017-09-30 18:55:50