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James515さん、こんにちは。

〉なぜBがAの土地を時効取得しているのに、AはCに譲渡できるのでしょうか?

これは時効取得に限った問題ではありませんね。たとえば、「AがA所有の土地をBに売却したが、同じ土地をCにも売却した」という、いわゆる二重譲渡の事例全般に共通する問題です。
なにしろ、AがBと土地の売買契約を締結した時点で当該土地の所有権はBに移転してしまうと考えるのが、判例・通説ですからね。

この点をどのように説明するかは、学者の間でも説明の仕方が分かれるところですが、一般的には登記がB名義になるまでは土地の所有権はBへ完全に移転してしまうわけではなく、Aの手元にもなにがしかの権利が残っているので、二重譲渡が可能になると説明します。
ご質問の設例についても、同様にご理解ください。

ただし、宅建試験的には「二重譲渡はできる」という前提でモノを考えれば十分で、これ以上の深入りは不要です。

〉AC間の譲渡がBの時効完成前ならBが勝つ理由も伏せてご教授願えたらと思います。

基本講座は受講しましたか?講座の中で説明しているので、そちらをご覧ください。
権利関係第4回の6つ目の動画です。
https://takken-school.net/lecture/content/part/kenri/04_06

タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之

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nobori_ryu 2018-04-02 09:22:30



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