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権利関係/債権者と債務者について
tonny 2019-04-13 12:02:26
はじめまして
テキストに沿って、過去問特訓を併用し勉強いたしております。先生の講義もわかりやすいです。
今回債務不履行から危険負担の過去問特訓をしていく間に、テキスト上の債権者債務者の位置づけがわからなくなり質問させていただきます。
テキストP55の法律用語をみると、一定の行為を請求しうる権利を「債権」、一定の行為をする義務を「債務」と呼ぶとあり、債権を持つ者を「債権者」、義務を
負うものを「債務者」と呼ぶとあります。
テキストP123右上図において、売買契約の債務者はA債権者はBとなっています。右下図においてはそれが逆転しております。
またP125解除の方法によると、土地の売買契約におけるAが債権者、BCDが債務者となっております。
当事者のどちらが債権者、債務者になるのかのポイントを教えてください。
tonnyさん、こんにちは。
債務者、債権者というのは、どの債権・債務に着目するかによって異なります。
たとえば、A所有の土地をAがBに売却した場合、土地の引渡債務に着目すればAが債務者、Bが債権者となります。
一方、代金の支払債務に着目すればBが債務者、Aが債権者となります。
あとは、局面ごとに臨機応変にどのような基準で債権者・債務者という言葉が使われているのかを読み取ってください・・・としか言いようがありません。
ちなみに、基本テキストVol.1 P123の上図では、Aが建物の引渡債務について不履行をおかしたという設例なので、Aを債務者、Bを債権者と位置付けています。
一方、基本テキストVol.1 P125では、Aが解除する場合はAが債権者でBCDが債務者、BCDが解除する場合はBCDが債権者でAが債務者です。なぜなら解除は債権者から債務者に対する意思表示によって行うからです。
タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之
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nobori_ryu 2019-04-13 00:27:04
回答ありがとうございました。
局面にて変わるということは、問題文から債権者、債務者を自らが把握していくということですね。
理解できました。
tonny 2019-04-13 12:02:26