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権利関係/抵当権・法定地上権
naturet 2017-05-13 00:58:00
いつもお世話になっております。
集中合格講座2016、P252の法定地上権から質問です。
テキストの例では、A銀行から融資を受けるBさんと、競落人のCの三者が登場していて、
Bは元々建物と土地を所有していて、
Bの土地にA銀行の抵当権が設定される。
Bは債務不履行となりA銀行の抵当権が実行された結果、
Cが土地を競落すると、Bに法定地上権が与えられ、
Bは、Cの土地上で建物を所有し続けることが出来る。
と記載があります。
これがもし元々建物土地ともにB所有で、
Bの建物のみにA銀行の抵当権が設定されていた場合、
Aが抵当権を実行し、Cが競落すると、
土地はB、建物はCのモノになりますが、
「Bさんは建物から出ていかなければならないのでしょうか?」←(瀧澤先生への質問はこれです。)
P259に引き渡しの猶予の所に、
賃借人は6か月間は引き渡す必要がないと記載があったので、
これを今回ケースに当てはめると、
Cが建物を買い受けた時から6か月後に出ていくのかな?とも考えました‥。
うまく伝えられらてるか心配ですが、長くなり申し訳ございませんでした。
naturetさん、こんにちは。
〉「Bさんは建物から出ていかなければならないのでしょうか?」
建物の所有権がCに移転したわけですから、基本的にBは出ていかなければなりません。
〉Cが建物を買い受けた時から6か月後に出ていくのかな?とも考えました‥。
この場合、引渡し猶予制度は適用されません。引渡し猶予制度は、競落された建物に賃借人がいる場合の賃借人を保護するための制度です。
Bは、建物の賃借人ではありませんから、本制度の適用対象外です。
瀧澤
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nobori_ryu 2017-05-12 23:18:43
そうなんですね。
一回目にテキストを目に通してた時には気づかなかった細かいことも、
何回かテキストを読み直すとあれ?と気になってしまって、助かりました。
いつも丁寧な回答ありがとうございます。
naturet 2017-05-13 01:01:38