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その他/ありがとうございました
kid1412 2020-12-03 22:37:37
いつもお世話になっております。
20年10月の宅建試験に無事合格することができました。一応自己採点では47点でした。(権利関係:14点 法令上:7点 業法:18点 税その他:8点)
自己採点の結果だけでは大丈夫だろうと思っていましたが、今日の合格発表を見るまではマークミスやマークずれがないかずっと不安な1か月半を過ごしていましたが、本日合格証書が来て、ほっとした1日でした。
私は模試や過去問演習では、業法(26~50)からスタートし、税→法令上→権利関係という順番で解いていました。
権利関係は一応満点をとれましたが、ほとんどの問題は2択まで絞り、あとはその場で判断しましたが、時間がぎりぎりまでかかってしまい、見直す時間もほとんどありませんでした。特に問7保証の問題、問9の契約不適合・贈与の問題が問題が2択で本当に悩み、問7は何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。(2が間違いだと判断できたことが救いでした)
見直す時間がほとんどなかったことが幸いしたのか、一度選んだ選択肢を何も変えずに、答案を提出したことが吉と出た気がします。本当にありがとうございました。
先生に2つお伺いしたいことがあります。
①法律資格の民法の勉強の仕方で何かいい方法はありませんか?
宅建を取得して、来年は行政書士試験に挑戦したいと考えております。行政書士試験はよく宅建のステップアップで挑戦する士業資格の1つとネットでは聞いているのですが、民法は宅建試験よりも高度な知識や深い論点が問題として出てくると思う(普通に問7の保証レベルの問題がたくさん出るのかなと勝手に予想しています・・・)ので、民法の効果的な学習方法がありましたら、ご教授いただきたいです。
②宅建を取得してからのキャリアについて
宅建はよく不動産会社や金融関連での勤務で使える資格の1つとして挙がっていますが、他にはどのような資格の使い道があるのか、可能な範囲でよろしいので教えていただきたいです。
瀧澤先生、1年間ありがとうございました。おそらく1年前のこのぐらいの時期にネットでタキザワ宅建のことを知り、受講相談をさせていただき、あっという間に時間が経過していました。今まで試験や資格の勉強を何度か挑戦し、一度も失敗をせずに、資格試験に合格できていた私が最初につまずいてしまったのが去年の宅建試験でした。自分の中ではきちんと時間を割いて勉強したと思っていましたが、思うような結果が出ずに、どうしてだろうとずっと悩んでいました。その原因を調べている中で、資格試験は暗記で通用できると今まで思っていましたが、その解釈が間違っているかもしれないと疑いを持てたことと今までの勉強法(アウトプットよりもインプットの方が大切だと思っていたので、テキストを理解していないと問題を解けないという自分の頑固さ?)を改めなければいけないことを気づくことができたことが本当に自分にとって大きかったと思います。
普通の資格試験と違って、宅建をはじめこれから受けたい行政書士の試験などは年1回の勝負なので、試験本番で自分がきちんと戦う準備をし、その準備を万全にするためにはどのように勉強を進めていけばいいのか、限られた時間の中で勉強時間を捻出して、これからも資格の勉強を頑張っていきたいと思います。
新型コロナウィルスのウィルスの影響で、いろいろと葛藤している日々が続きますが、自分が納得できる人生を歩むために、頑張ります。
本当にありがとうございました。
kid1412さん、こんにちは。
合格おめでとうございます。
それにしても47点とは凄まじいですね。特に権利関係満点が凄いです。
やはり「一度選んだ答えは変えない」は鉄則ですね。Aランクレベルです(笑)。
それから、体験談を執筆してくださり、ありがとうございました。
たくさん書いてくださって、本当に感謝しています。
さて、ご質問の件です。
〉①法律資格の民法の勉強の仕方で何かいい方法はありませんか?
択一対策については、基本的には今まで通りの学習方法で大丈夫ですよ。
講義を受けて、時間を置かずに過去問演習→テキストで知識確認というやり方は、民法に限らず、憲法、行政法、商法、一般知識でもそのまま使えます。
記述対策についても、まずは択一対策にしっかり取り組むことが第一歩になります。
行政書士試験対策の予備校としては、タキザワ宅建予備校と運営母体が同じである藤井予備校をお勧めします。
http://gyousei-school.net/index.html
もうご存じですかね(笑)。
〉②宅建を取得してからのキャリアについて
宅建士の資格そのものを活かす、ということになると、やはり宅建業者で働くのが王道ですね。
ただ、宅建業者=不動産会社と思われがちですが、不動産を扱う部門を抱えている会社は世の中に数多く存在します。
たとえば、百貨店やスーパーなどの流通関係やホテル、鉄道会社などです。
意外なところだと、大学生協も学生に不動産をあっせんする事業を営んでいる場合は、宅建業の免許を取得して宅建業者となっています。
飲食店へのコンサルタント業者も店舗のあっせんを行っているような会社であれば、やはり宅建業の免許を取得しているところもあります(取得せずにあっせんしているところもありますが…(笑))
そういった会社への転職に活かすこともできるかと思います。
あと、キャリアや経験を積み重ねて、ご自身で宅建業者を開業するのが一番の活かし方かも知れません。
ご自身が宅建士であれば、人を雇わずに個人業者として開業できますから。
ただ、これから上位資格を目指されるkid1412さんの場合は、宅建試験の受験で培った知識や学習ノウハウが最も活かせるものかも知れませんね。
行政法では、都市計画法や建築基準法、土地区画整理法絡みの判例も登場しますが、この辺の法令の知識がない方は、判例の事案の意味が飲み込めず、苦労する方が多いですから(当方、公務員試験の受験指導で行政法の講義経験あり)。
kid1412さんはまだまだお若いので、今後の夢が広がりますね。
ぜひ、宅建試験合格を足掛かりに、大きな夢を掴み取ってください。
タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之
参考になった:1人
nobori_ryu 2020-12-03 09:31:58
ご回答ありがとうございました。
宅建取得後のキャリアプランについて、とても参考になる情報を得ることができました。
先生のお話をお伺いして、気になることがあったので、ご質問させてください。またキャリアのことですが、私は税理士事務所に勤めているのですが、なかなか宅建の資格を生かして税理士事務所で仕事をすること、宅建士と税理士がタッグを組んで仕事を進める事例は少ないのかな?と感じております。
私の勤務先の事務所では相続や遺言、贈与も本格的に取り扱っている(あくまでも税金目線ですが)ので、民法や相続についての知識を習得するために、まず宅建の勉強をし始めました。確定申告を経験したことで、去年の受験時よりも不動産、所有権のことや民法の契約関係(賃貸借契約・金銭消費貸借契約)など宅建試験で出題されやすい論点が税理士事務所での勤務を通じて、わかるようになっていました。(おかげで税金分野の課税標準や税額控除、軽減税率などの用語はばっちりでした(笑))
ネットでは宅建の資格は税理士事務所で活かせる資格の一つだと書かれていますが、そもそも論、私の勤務している税理士事務所では宅建に合格できても資格手当や昇給が何もなくて・・・(涙)。やはり税理士事務所ですと宅建取れても、良い変化(昇給)は望めないのかなと感じております。やはり宅建の取得できたので、いずれか資格をきちんと生かせる職場へ転職しようかなと考えております。
私の勤務先の所長税理士がいつも「資格を取ることによって、個人の可能性・対応できる業務の幅が広がるが、そこに実務経験を加えていかなければ、資格を取って終わりになってしまう。」と仰っています。
勉強をして資格を取り、知識を得ることができたこと(可能性が広まる)と、資格を通じて得た知識が実務上では必ずしも習った通りには処理せずに、違う進め方や処理法をすること(経験をし、実務ができる)がやはり多い業界なので、勉強することで自分の可能性や能力をしっかり高めていくだけでなく、これからはきちんと自分の資格保有状況に適した職場環境を選択していこうかなと考え、実務での対応力に磨きをかけないと、資格を取るだけで終わってしまう気がします。
勉強をして資格をとれた≠仕事ができる・実務がわかるという考えに常日頃葛藤を持ちながら、勉強しております。
新型コロナウィルスの影響で、雇用や就業についてかなり不安を覚え始めました。私たちの世代には終身雇用という考え方がどんどん廃れていっている感じがありますので、私自身きちんと資格を取って、自分で事業をできる力をつけたいと思っています。また何とかしてとりあえず今の職場でも今回取得した宅建を何かで活かせるように考えながら頑張っていきたいと思います。
先生の益々のご活躍をおお祈り申し上げます。
kid1412 2020-12-03 22:37:37