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jimmさん、こんにちは。

〉Dが甲土地上に登記ある建物を有する場合だったら、それはD名義の登記ある建物の意味ですか?

その通りです。

〉もしD名義の登記ある建物だったら、普通にはその登記は建物の所有権の登記ですか?

所有権の登記です。

〉Eは土地に対する所有権登記があれば対抗できる事になる場合にはDは建物から追い出されますか?

Dは甲土地を賃借しているのであって、建物を賃借しているわけではないので、この場合にDを建物から追い出せるかどうかという問題は生じません。
あるのは、Dに対して甲土地から建物を除却して甲土地から立ち退くように求めることができるかどうかという問題です。
しかし、本問ではDがEの所有権移転登記よりも先に賃借権の対抗力を備えているので(この場合は甲土地上の建物の登記)、EがDに対して甲土地から立ち退くよう求めることはできません。
たとえ、その後Eが所有権移転登記を備えたとしても、Dに対して甲土地から立ち退くよう求めることはできません。

タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之

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nobori_ryu 2021-03-07 10:03:04

先生、詳しく説明をいただきありがとうございます。
日本語について確認したいです。
A所有の甲土地の賃借人であるDが、甲土地上に登記ある建物を有する場合の意味は=Dは甲土地の賃借権があり、甲土地上の建物の所有権はDのことですか?
ですので、Dは建物の所有権があるので、追い出されないですか?

ちなみに、現在まで学習した内容はなんか賃借人は登記ある所有者に対抗できそうで、ただし、誰が速いだけの問題なのでしょうか?
例えば、基本テキスト86ページ一番上の図から言いますと、もしBは登記があるとしても、Cは先にAと賃貸借契約をすれば、BからCに対抗できないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

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jimm  2021-03-07 16:59:34

〉A所有の甲土地の賃借人であるDが、甲土地上に登記ある建物を有する場合の意味は=Dは甲土地の賃借権があり、甲土地上の建物の所有権はDのことですか?

その通りです。

〉ですので、Dは建物の所有権があるので、追い出されないですか?

建物からは追い出されませんが、甲土地から追い出される可能性はあるということです。

〉現在まで学習した内容はなんか賃借人は登記ある所有者に対抗できそうで、ただし、誰が速いだけの問題なのでしょうか?

そういうことです。どちらが先に対抗力を備えたかです。

〉もしBは登記があるとしても、Cは先にAと賃貸借契約をすれば、BからCに対抗できないでしょうか?

厳密には、CがBの所有権移転登記よりも先にAと賃貸借契約を結んだだけではダメです。Bの所有権移転登記よりも先に賃借権について対抗力を備える必要があります。

タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之

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nobori_ryu 2021-03-07 23:00:10

先生、ご回答ありがとうございます。
勉強になりました。

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jimm  2021-03-07 23:19:44



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