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法令上の制限/知事の「承認」と「許可」
zane 2021-04-06 08:04:12
いつも分かりやすい授業大変ありがとうございます。
言葉の使い方の件で質問をさせて下さい。
①テキストの中で
・知事の「承認」
・知事の「許可」
が必要という記載があるのですが、
「承認」と「許可」の違いはなんでしょうか?
【例】
p.312
(5)許可処分後の手続き
(a)特定承継の場合→知事の「承認」
(b)一般承継の場合→知事の「許可」
②「承認」と「許可」はきっちり分けて覚える必要がありますでしょうか?
それとも、ざっくりと「承認と許可」は「知事に申請して認めてもらう」同じグループと考えて「届け出」と違うというくらいの理解でも問題ないでしょうか?
(知事の「承認」と知事の「許可」で引っ掛けられる可能性はありますでしょうか?)
お手数をおかけしてしまい大変恐縮ですが、ご回答のほどどうぞよろしくお願い致します。
zaneさん、こんにちは。
〉「承認」と「許可」の違いはなんでしょうか?
許可とは、法令等によって一般的に禁止されている行為について、行政機関の判断により特定の場合に許容することです。
一方、承認とは、(一般的に禁止されているわけではない)ある行為について、行政機関が肯定的な意思を表示することとされています。
〉「承認」と「許可」はきっちり分けて覚える必要がありますでしょうか?
不要です。
過去問で、そこで引っ掛けている問題はありましたか?
ありませんよね?
少なくとも、宅建試験では承認と許可の意味の違いを尋ねたり、承認と許可で引っ掛ける問題は出題されていません。
したがって、全く気にする必要はありません。
法令上の制限を学習していると、他にも「認可」とか「確認」とか、「公告」「告示」といった言葉が次々と登場します
もちろん、それぞれ意味が異なり、立法者が意図をもって言葉を使い分けているのですが、宅建試験では、その意味や違いを尋ねる問題は全く出題されていません。
なので、そこに深入りする必要はありません。
タキザワ宅建予備校 講師 瀧澤宏之
参考になった:7人
nobori_ryu 2021-04-06 08:04:47