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宅建業法 [過去問]/宅地建物取引士
bonhao 2017-08-14 20:15:54
【肢別問題集66ページ第7問】解説には「事務禁止の期間が満了するまでの間」であるとは限らない、とされています。しかし、問題では限るとは記されておらず、「事務禁止の期間が満了するまでの間は」となっています。満了後はともかく、少なくとも、満了するまでの間「は」、新たな登録を受けることができません。不正解にはできないのではないでしょうか?
bonhaoさん、こんにちは。
たしかに論理的には、「事務禁止の期間が満了するまでの間は」新たな登録を受けられないのだから、正しいとも読めます。
しかし、だから問7は正しいのではないかと考えるのは非常に危険です。不合格の原因になりかねません。
何がいけないのかというと、「出題者の意図を考慮する」という視点が抜けているのです。
この問題で出題者が聞きたがっているのは、非常に単純で、問7が基本テキストVol.3 P75の登録の基準⑫にあてはまるかどうかです。
登録の基準⑫は、「事務の禁止処分を受け、禁止期間中に『本人からの申請』により登録が消除されると、事務の禁止期間が満了するまで再登録が受けられない」わけですが、本問は『本人からの申請』により登録が消除されたわけではないので、「事務禁止の期間が満了するまでの間は、Cは、新たな登録を受けることができない」は誤りと判断することになります。
宅建試験に限らず、法律系の資格試験で問題文を読むときには、このように出題者の意図を考慮することが非常に大切です。
この問題のように、論理的に複数の読み方ができるときは、出題者の意図をわきまえて正誤の判断をするように心がけてください。
瀧澤
参考になった:1人
nobori_ryu 2017-08-13 23:10:01
お盆期間中にも関わらず、迅速かつ丁寧な応答ありがとうございます。
先に質問させていただいた、法令上の制限の肢別過去問集42ページ問12でも、出題者の意図が考慮できずに悩みました。
正直なところ「出題者の意図は分かる。しかし、問い掛けが不正解でない以上は✕がつけられない」(容積率規制では逆に、正解とは言い切れないのに○をつけられない)といったところです。
法律系資格試験の受験ノウハウが不十分であり、過去問で鍛えることの大切さを痛感しております。
試験問題である以上は、題意に解答の正否が伴わない出題の是非に対する思いもありますが、そこにこだわっても得策ではないと割り切って学んでまいります。
よろしくお願いします。
bonhao 2017-08-15 09:01:22